このように詳細をフォローできたのも、予算書にある「きめ細かな臨時交付金」に引かれたからです。政権交代は予算編成にどんな変化を及ぼすのか。ここから初心に戻って取り組みたいと考え、何度も財政課で教えて頂きました。これらの数値は複雑に連動しますので、その全体を把握・理解することはできませんが、まずは、1歩前進ととらえ、<>内のことばをつぶやきながら、以下、ご報告します。
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「補正」についてのまとめです。
■補正予算総額 18億7622万円■
●内訳は
国や県から届くお金(国県支出金) 7億7587万円
豊橋市で準備するお金(地方債*↓〉 15億4960万円
その他 9547万円
↓
その結果「一般財源(**↓)△ 5億4472万円」と
なります。
↓
さて、
<*>地方債 15億4960万円とは?
●市民税の法人税分と利子割交付税を実際に算定する段になって見込み分との差が20億円分でてきた。これは「減収補てん債***」の対象となるので、そのうちの全額ではなく、15億円余を借り入れることにした<借金を増やさないための抑制>ということです。
↓
●そのお金を何に使うのか?
「総合文化学習センター整備事業費]に充てます。
土地開発公社から購入。
(用地購入費 5,485.09u)995,800千円
<これは前倒しで行うことができることになりました。>
↓
●次に15億円余のうち、土地代の10億円の残りの5億円余は何に使うのか?
↓
総務債、民生債、衛生債、農林水産業債、商工債、土木債(一部)、教育債などに充てられらます。
それぞれの部署の施設整備・修繕・改修工事が対象です。
◎◎「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」が予算書の国庫支出金の頁にいくつも踊っています。その総額はいくらになるのか。また
歳出ではどうなるのか。補正予算書をみているだけでは、その出入
りをつかむことができません。説明をきいて、どの項目と合致するのか、わかりました。
↓
歳入合計は8件の合算→2億9500万7000円
歳出合計は16件の合算→3億7000万円
↓
差額の7500万円は一般財源から充当。
それぞれの事業の財源再構成を経てその結果、一般財源(**)は5億4472万円支出減となりました。
<「その結果〜」以降の部分については、予算案の頁をあっちこっちすること、また、計算についても、ややこしく、分かりにくいです。今回の補正により、調整する中で、全体として、当初予算より減ったことは、減収補てん債の存在が大きいと思います。>
●では、今年度の終わりに、豊橋市のおさいふにはどの位残っているのか?<「財政調整基金」や「繰越金」がこれにあたります。>
↓
平成21年度3月補正の結果、財政調整基金89億円の中から39億円取り崩し、繰越金は19億円積み立てることになるので、差し引き70億円が、新年度の財政調整基額に。<つまり、新年度、困ったときに緊急出動するお財布に、78億円あることになります。>
●議運で説明を受けた資料より、詳しくお伝えします。
財政調整基金
20年度末 89.58億円
20年度決算積立 19.70億円
取崩し
39億円+3月補正△7.57=31.43億円、
21年度末残高 差引 78億円の残高です。
●のりこよりお願いです。
市政運営上、いろいろな思いがけない「出る」があります。また、経済の動向や、国の財政対策による「入り」もあります。
今と、来年と、数年、数十年先を見据えながら、財政の数字は動き続けていることが、「補正」を通して、よく分かってきました。
いよいよ始まる新年度予算案審査。総額2,379億3,200万円。予算委員会の質疑を通して明らかになるのは、微々たるものです。
私たちの大事な税の使い方を決める予算委員会。質疑時間1回30分。また準備時間も極々限定され、十分に理解を深めないままの「疾走質疑」となることを懸念しつつ、一生懸命務めます。
皆さん、ご意見をいつでも、何でも、お寄せ下さい。
お待ちしています。
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