2010年08月14日

22日まで。松井守男回顧展

 連日の新聞報道で報じられている「松井守男 回顧展」。松井守男さんと言えば「豊橋特別ふるさと大使」「コルシカ島在住」「レジオン・ドヌール勲章受賞」の画家として、私たちにとってはとても身近かな存在です。
 豊橋市美術博物館の開催も8月22日までと、残りわずか。まだお出かけになっていない方、どうぞお見逃しなく。
 美術館の回廊の光を受けて子どもたちのワークショップ作品が掲げられています。作品は「青」「緑」「赤」の3色からなり、、回顧展を訪れた私たちが会場を一巡する間、優しく気持ちにしてくれます。
 今回楽しむことができる約70点の作品のなかで、私が一番時間をかけて楽しんできたのは、「ノーモア長崎」(2010年)です。図録にある同名の作品は2007年作で黒色が主です。2010年の作品は赤色が主で、浮かんでくるさまざまな「人」、聖書を手にする人(?)など、見るたびに変わるのです。ふたつの作品に共通する黄色は?今もまだわかりません。「光を描く」画家と言われていますから、これは新たなノーモア長崎を導く光でしょうか。
 展示場の間に寛ぎのコーナーがあります。ここでは映像を楽しむことができました。ただ、ただ静かな時間が流れる映像です。説明がありません。コルシカ島の波をはじめとして、アトリエのネコのお昼寝タイムを一緒に楽しむ時間がたっぷりありました。
 確かにここ、豊橋市美術博物館には、私の知らないコルシカ島の、五島列島の時間が生きているような気がしました。2時間近くをひとりで過ごした、ぜいたくな夏休み。館を後にするとき、自然に「よい展覧会をありがとう」と声に出たほど、多くの作品に、今も、静かに、心を魅かれています。筆で書かれた文字の中で何度も出あった「愛」「道元」の言葉と共に。




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posted by 渡辺のりこ | コメント(0) | 観る楽しみ
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