春ただいま到着!が実感できる穏やかな暖かい日、第5回社会福祉法人恵の実卒園・卒所式にお招きいただきました。恵の実保育園第2ホールで行われた3時間にわたるプログラム。「つながること」を思いながら、楽しませていただきました。(涙が出て、出て・・・。今年は写真を一枚も撮りませんでした。)
第一部
17名の卒園児の皆さんのリズム、表現遊び「森は生きている」、跳び箱、竹踊り、歌など。ひとり一人が、今のこの一瞬も、成長続けていることを、目の当たりにすることができました。園で常日ごろ大切にされている、「待つこと」「続けること」「やり遂げること」が、当たり前のこととして、私の目の前で次々に展開されています。私の心は静かな感動でいっぱいになりました。式典のために、見せる形を作るのではない。この日に向け、一人ひとりの目標を高く掲げて、丁寧に築かれた基礎。そして迎える「その時」に、子どもたちが、自ら、育ちきった力を発揮する!ここではドラマや奇跡が起きることが確信できます。地道な日ごろの保育活動の必然の賜物として。
今日の卒園式がひとつの区切りであっても、保育の最終日は3月31日。ここでは、その日まで、子どもたちが成長を続けることが保障されていることを、私は忘れまいと、しっかり受け止めました。
第ニ部
正装した子どもたちと職員の皆さんが中心の卒園式典。職員と父母の皆さんの合唱で始まり、年長児親の皆さんの合唱「変わらないもの」では、会場がひとつになって、これまでの、恵の実の日々が、凝縮して伝わりました。皆さんの歌声にすっぽり包まれ、私は皆さんの幸せを、分かち合う時間を過ごしました。
静岡県のたけのこ保育園の子どもたちも今日の式典に参加していました。35年前も前、5ヶ月の娘を連れて、たけのこ保育園で、初めてさくらさくらんぼリズムを体験した日のことを思い出しました。そして今、私たちは、沢山のご縁で、恵の実につながっている。これからも、私は、地域の子育て活動のために、恵の実の皆さんから学び続けたいとの思いを固めて戻りました。
さくら・さくらんぼリズムに「つながる」喜びに浸っていた夜、娘から関東のさくらさくらんぼの姉妹園の卒園式を見学していたとのメールが届きました。「つながり」始めた「つながり」。これまでの、取り組みが生きる年になることを、切望しています。恵の実の皆さま、お招き有難うございました。