7月4日(金)と7月8日(火)
市役所内の4箇所の喫煙所とその周辺のタバコ煙モニター計測が、分光ろ紙じんあい計TM−1型を使って行われました。私は視察で不在のため、計測に立ち会うことができず、残念でした。
7階にあるとよはし市民会議の控室は東側に窓があり、豊橋公園から美術博物館、山々の四季を楽しむことができます。1940年代生まれで農村育ちの私は冷房が苦手で、東窓からの風を楽しんでいました。
ところが・・・、お昼と3時と5時ごろになると、決まって煙のにおいがするのです。気のせいかな、不思議だなと思っていたのです。まさか真上の8階にある喫煙室の煙が、7階へ流れ込むとは思ってもみませんでしたから。
平成7年の市議会初当選の第一ショックは、委員会のタバコの煙でした。図書館も当時は喫煙可能でしたので、早速9月の一般質問で、分煙を求めました。平成9年3月定例議会で私は、庁内の階段のタバコの煙の測定をと質問。その答えが、11年目に、やっと形を変えて、実ったことになります。
まずは、第一歩です。測定結果などの分析等については、また、改めてご報告します。
■市議会 一般質問 会議録 <平成9年3月10日>
質問:渡辺則子
副流煙の問題です。大変こちらも見える形で市庁舎の中で進んできているということをうれしく思います。公共施設での禁煙、分煙ということは、これは私はいつも、特に女性の方と老人の方から頼まれている件なんですけれども、ちなみに国際的な問題で言いますと、3月の12日は年に1回の禁煙デー、これはイギリスです。アメリカではクリントン大統領が青少年の喫煙対策を問題にしております。日本では何と、橋本首相はたばこと消費税は財政危機のわが国の財源であるとのたまわれたそうで、大変ひんしゅくを買っておりますけれども、本市でも図書館が禁煙になっておりまして、大変空気がよくなりました。ぜひお出掛けいただきたいと思いますが、できれば排煙装置なども付けて、分煙をしたところでは配慮していただけたらと思います。
それで、1つここでは質問させていただきたいんですけれども、空気の環境測定をなさっているということだったんですけれども、これは西の方では12か所、東の方では27か所でしたか、お調べになっていらっしゃるということなんですけれども、調べられている場所それぞれには、要するにたばこの煙などが対象となる浮遊粉塵量というのは大変良好な状況であると思います。そして、先ほどおっしゃいました光庭だとか、それからあと吹き抜けだとかというこのよさも、大変私も楽しんでいるところなんですけれども、実はここに一つ問題があるということを指摘させていただきたいと思います。
省エネのためにエレベーターを使わない、階段を使いましょうといたします。実は、その階段は煙の通る道になっているんです。吹き抜けでございますから、行き場のない煙はどんどん階段を通って上がってまいります。実は健康のために階段を使っているのが、たばこの煙を吸うことになってしまうということになります。この是非に関してはしばらくおくといたしまして、一つお願いしたいことは、この階段におけるこうした浮遊粉塵量の調査など今までなさっていないようですので、ビル管理法による空気環境測定の中の地点の1つにこの階段というのも取り入れていただけたらどうかと思います。これを1つ質問させていただきます。
答弁:財務部長(中村昭一君)
副流煙、主流煙含めた空気の測定を行う場合に、階段でどうかということですけれども、空気測定環境基準というのは割とこまかく指示されておりまして、オフィスのフロアーですとその中央部で75センチから 120センチの間で測定をしなさいとか、測定する時間は始業後1時間それから終業前1時間、こういうような測定基準がございまして、その中でいきますと、階段までやれというようになっておりませんけれども、せっかくの御提案でもございますし、委託でお願いをしている手前もありますので、そういうような柔軟な対応がとれるとするなら、一度検討してみるのもやぶさかではございません。
以上です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・