市役所前の広場で、今年も「大根プロジェクト」の活動に参加しました。子どもたちの参加が多いこと!人の流れが続き、なんと活気ある環境日和。環境部の皆さんはいっぱいの笑顔で、子どもたちの喜ぶプログラムをたくさん用意して下さっていました。会場案内アナウンスもサービスたっぷり。だれもがうきうき気分になります。楽しみながら、環境問題について、考えるよい一日になりました。
私たちのテントでは、豊橋市手作りコンポストマイスターの広川雄三さん考案「洗濯かごを使って、生ごみを堆肥に」実践発表の場として、掲示物や資材などで、実際の使い方を紹介をしました。「始めたばかり」「7月末から9月初めの事例」「二次処理後の完熟堆肥」なども、実際に手に取り、においを確かめて頂くことができました。私は15日間で8キロの生ごみを、洗濯かごで処理した事例を紹介しました。(自宅の軒先に設置した洗濯かごによる処理と併せて、事務所では駐車場に、もみがら入りケース3台の処理も行っています。)
市の主催による手作りコンポスト講座が、3年越しに開かれている効果がはっきりわかった日となりました。生ごみ処理に取り組む男性の皆さんが、実践の内容を楽しく話してくださることが続きました。今は止めているけど、また再開してみようかなというご相談もありました。2年間、虫もわかずうまくできているというお話しには、拍手です。生ごみが堆肥になるなんて、初めて知りましたと、関心を持ってくださった子連れのお母さん。一次処理した次の方法が分からないという方には、準備した資料で説明しました。堆肥ができたが、庭に使う以上に多くて使い道がないのというご相談がありました。是非、公園や学校で使って頂けないかお話ししてみてはとお伝えしました。実際に北部学校給食共同調理場では、堆肥が学校へ配布され、活用されていると聞いていたからです。「あ〜、これが循環というのですね!」と、相づちを打ってくださいました。
こうして、私たちのテントでは10時から3時まで、ほぼ、切れ目なく、生ごみ処理の対話が続きました。今年はテントの割り当て場所が変わり、市の職員さんたちのテントが近くになったことが幸いしました。生ごみ処理をやってみたいというご相談を受けたり、追加の資材はどうした手に入るのかなどお尋ねを頂いたり、また、実際に畑で取り組む事例を報告くださったりと、メンバーはうれしくて、代わり番にお話し相手になりました。
私たちが「大根プロジェクト」の活動を始めたのは2003年。生ごみを焼却することがもったいなくて仕方がなかったのです。530環境フェスタに参加するのは今年で12回目。持続的な市民活動として、生ごみ処理を続けることができたのは、いつもよい処理方法や一緒に取り組む仲間との出会いに恵まれたことです。
8月の終わり頃から9月議会準備、そして今は決算審査のため、細々した数字や書類漬けの毎日です。でも今日は、大根プロジェクトの仲間の皆さんと一緒に、気分転換。秋の一日を楽しむことができました。