市役所7階にて都市計画審議会が開催され、20名近い皆さんが傍聴のために着席されていました。私が2時半前に入室した時には、ちょうどまちなか広場計画などへの意見書について市側の説明中でした。その後、委員の皆さんの質問が再開発に関する1〜3号議案について、4時前まで続きました。
1号委員の皆さんが活発に意見を出されていました。2月3日の松山校区市民館で出された住民の皆さんの声を受け「広場がなぜ再開発で狭くなり、緑が減り、形が変形するのか」と発言された方、専門的な立場で「狭間公園→はざま児童広場→まちなか広場・空地」の変遷の問題を解いて下さったり、地域住民への説明の不十分さを指摘されたり、分かりやすく質問された方など、時間が足りないくらいでした。答弁はほぼ、これまで市民の意見交換会などで繰り返された内容です。
審議会で議案1〜3について、委員の皆さんが賛否を表明。
即、「賛成多数!」と大貝会長の声。
挙手の方を確認するまもなく
あっという間の決定。
計画公表から2ヶ月20日のスピード決着。
「にぎわい創出」が粛々と進み
だれのための事業であるのか?
全体像がベールに包まれたたまま
ますます疑問が膨らみました。
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1.5ヘクタールの再開発エリアがこれにて決定されました。
東西の再開発ビルの面積、容積、が決まりました。
「1.5ヘクタール」ー「ベールに覆われた東西エリアの建物」
=「まちなか広場」
にぎわい創出にはこの形の広場しかないとして
ひょうたん型の広場の面積も決まりました。
「今後変更もありえます」とのこと。
説明では、たとえば、角っこを変えるって・・・?
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今後は市民参加を重要視する方針で
決まった枠内の中をどうするのか、いろいろ意見を聞く考えとのことです。
市民説明と市民了解が得られたとして
今日の都市計画案の決定により
3月中旬には、県を経て、市長決定となり手続き完了です。
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「市民の公園」が市民の手を離れ再開発ビル内の「広場」になる。
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豊橋市の中心市街地再開発の手順が
みごとに露呈しました。
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市民の関心や応援の声を活かし切ってこそ生まれる
にぎわい。
豊橋の最後のまちづくりのチャンスが
活かされず残念でなりません。
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来週12日開催の環境経済委員会のための資料
「まちなか図書館基本計画素案」が本日届きました。
委員会に臨むにあたり
「まちなか広場」に対する
これまでの住民の皆さんの声に学びます。
<届いて><活かされて><答えが出されて>
はじめてはじまるにぎわいのまちづくり。