2009年09月12日

重要答弁:図書館PFI結果

 <9月7日:[一般質問]のなかで、最も重要な答弁をご紹介します。>


■質問:
 南地域図書館PFI導入可能性調査結果の認識と対応

□答弁:
 南地域図書館(仮称)整備事業については、PFIで行うことが適切か否かを判断する基礎資料を得るため、昨年度可能性調査を行いました。今回の調査では、南地域図書館(仮称)単館で整備する場合、中央図書館,配本センターを含めた図書館全体の運営をPFI事業で行う場合の二つのモデルについてVFMを求めております。まず、南地域図書館を単独で整備する場合のVFMは△8.4ポイント、3館まとめた場合のVFMは1.1ポイントとなっておりまして、いずれの場合も、PFIとしての優位性はないものと考えております。
 今後の対応については、財政状況が一層厳しさを増すことが懸念されておりまして、大型事業の推進には、特に慎重な対応が求められていることから、市として総合的に判断していくことになるものと考えております。

●のりこ:
 調査内容についての詳細は、来週から始まる決算委員会で質疑を続けます。それらの答弁をもとに、改めてご報告させていただきます。
PFI可能性調査においては、VFMが出ないという結果がでました。
 豊橋市図書館は今後、今までのような形=「直営」で取り組む方向がはっきりしました。が、これは、すでに「部分的な委託・嘱託化」が進んでいるという証拠でもあることを忘れてはなりません。
 豊橋市中央図書館は、行く度にうれしい変化の発見です。
この間は、自転車置き場の南側のお花がカラフルで、入館を歓迎してくれているようでした。1階の「トイレ」点検では、芳香剤でない、自然な空気の流れがあり、びっくり!ドアのバッグ用フックも、かなり下に付け替えられてあり、これなら忘れることもないでしょう。書棚の表示、壁に掛けられた案内なども、すっきり、はっきりしています。
 いいですね〜。市民の皆さんの声に耳を傾け、職員の皆さんが率先して図書館サービスに勤しまれる雰囲気が伝わってきます。
 願わくば、もっと「木」遣いの図書館だといいなと。そして、館の周辺はもっともっと「花」いっぱいの図書館にと。図書館のすべてが、そのまま「資料」でもあるのですから、まだまだ図書館づくりへの市民参画の機会はありそうです。



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2009年09月11日

貴重な二日間

 9月10日(木)と11日(金)の二日間は、来週から連続する3つの委員会(常任・補正・決算)の質疑準備のための貴重な時間です。委員会の間に5連休が入っていて、全く余裕がないからです。
 10日、午前。市役所7階の廊下。いつもの議会風景ですが、大会派の入り口では、議案説明する職員さんたちが、順番待ちでずら〜りと並んでいらっしゃいました。
 午後、図書館に。一般質問の時間不足で聞取りが出来なかった部分の追加聞取りを行いました。「南地域図書館PFI導入可能性調査結果」の詳細は、決算審査で引き続いて取り上げたいと思っています。
 夕方はいつもより早めに南栄の事務所に。4時からご近所の方々と話し合いの予定が入っていました。この夏から、同じ校区で、30代から60代の男性数名が、自立生活訓練を始められており、私の事務所やNPOの活動場所でのお付き合いが始まっています。毎日のさまざまな出来事を通して、NPO拠点施設における子ども支援と多世代交流のミッションなどについて、私は彼らと話し合う必要が出てきたのです。
 「共生」に向けて、共有できる課題を探るためには、直接会って、話し合い、彼らの問題意識を共有する必要がありました。5時まで1時間の話し合いで、今後の方向が見えてきました。5時半からは、子ども支援活動を終えて事務所に戻った皆さんに、彼らとの話し合いと合意した内容を伝えました。 
 今まで見たこともなかった男性群が突如としてまちの住人になった、彼らのことを、事務所や子ども支援拠点施設の周囲の皆さんは、徐々に受け入れをはじめて下さっていることも伝わってきました。
 「まちをつくる」のは何か、誰か。「まち」へ、拒否するのでなく、「まち」へ受け入れを始めると、お互いに責任を持つ必要が出てきます。お互いの間に「基本的信頼関係=ラポール」が存在する前には、この一歩は始まりません。
 今日は二歩目まで進んだことになるのかな。つぎなる課題を前に、急ぐことはありません。そしてまたすぐに、新たな問題も発生することでしょう。でも、その度に私たちは、立ち止まって、話し合い、考える時間を持つことにしています。それがNPOのミッションでもあるからです。
 子ども支援拠点スタッフの「丁寧に一人ひとりの子どもたちの育ちを応援したい。」と取り組む姿勢から、私は学び続けています。


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2009年09月10日

地方政府・市民政府・地域主権・地方分権

■本会議三日間を終えて■
 新しい政権が提唱する「地域主権」が、「地方分権」以上に何度も聞かれた本会議。今日で3日目が終了しました。今日の答弁のなかに「地方政府」があり、おやっと思って聞き耳を立てました。「きめ細かなまちづくりを」と続きました。そこで思い出したのです。2003年、私の3度目の市議会議員選挙挑戦の際、「市民政府」という言葉に出会っていたことを。
 その時のリーフレットに「市民政府」をはじめて取り上げました。そして当選直後に発行の「渡辺のりこ議会レポート30」では、以下のように決意を記しました。
・・・自立した市民、政策提案できる議員、生活者の視点に立つ職員とともに、協働のまちづくりを進める。議会質問、地域活動はすべてこの「市民政府」の発想で進めます。・・・・と。
 
 私の最初の立候補は1995年。以来15年目に入った今日まで、地味な議員活動の連続ですが、「市民政府」をイメージすることで、常に前進する力を得てきたように思います。
 自立した市民の皆さんの厳しい声に励まされ、生活者の視点に立つ職員の皆さんとの対話を大切にして、協働のまちづくりは実現できると信じたことは、間違いなかったとますます思うようになりました。
 新聞折り込み市議会レポート「てーぶる」も、次号で35号。発行の度に市民の皆さんからお手紙、電話、メールなどをいただきます。本当にありがたいことと思います。自分の発する言葉に責任を持つことを心がけてきましたが、間違いや失敗も数多くありました。
 「市民政府」を私なりの「地域主権」のまちづくりにつなげることができた今、これからの10年、また、じっくり時間をかけて「だれもが必要とされるまちづくり」に取り組みたいと思います。


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2009年09月09日

補正予算案についての聞取り続く。

本会議3日目。
 今日で一般質問のすべてが終了。8階議場から7階控室に戻ると4時過ぎ。迷わず地下の売店に直行しました。パンとクッキー(「童里夢」と「ふくふく」で作られています)を来週から始まる委員会の合間のおやつ用にと購入。今日、聞取りさせていただく予定の課へ時間調整の電話をかけ、4時半から行動開始です。
 工業勤労課では、3月、6月、9月議会につづく景気対策・緊急雇用対策の大きな流れを確認することができました。職業体験講座(800万円)の内訳を聞いたあと、安全生活課へ。深夜防犯抑止警戒事業に5,300万の予算が計上されています。次ぎは子育て支援課と保育課です。外国人相談、認定こども園の2件を合わせて聞き、最後の土木管理課へ回る頃には6時近くになっていました。昨日から約束していましたので、遅くなりましたが「放置自転車防止啓発」予算400万円について、じっくりお話を伺うことができました。
 6月末に市民の方から駅南の放置自転車の件で、写真付きのメールを頂いていましたが、今夏は市内の調査に出かける余力がほとんどないまま、9月議会に突入してしまいました。とてもとても気になっていたのです。今回の予算と関連がありますので、ここでしっかり取り組ませていただこうと思っています。
 


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2009年09月08日

議会二日目。秋芽とともに。

 9月市議会・本会議二日目。
9月8日(火)10時から8階議場で6名の議員による一般質問がありました。会議終了後の1時間を使って、インターン生の岡田さんと一緒に、補正予算についての聞き取りを開始。緊急雇用対策25件総計1億2千万円余のなかで、今日は公園緑地課と農政課に赴きました。明日は安全生活課、子育て支援課、保育課、工業勤労課、土木管理課などで続けます。
 それでも、それでも、来週5日間連続の委員会のことを思うと、いったい、いつ聞き取りができるのか・・・と心配です。とにかく、早め・前倒しで、質疑準備しなくては間に合いません。
 来週は月曜日と火曜日が常任委員会、水曜日が補正予算委員会、木曜日と金曜日が決算審査つぎっしり。19日から23日の連休明けの24日と25日が決算審査と続きます。とにかく、決算の内容を確認するための時間がとれませ〜〜〜〜〜ん。
 10時からの会議の前となると、8時半には市役所に到着していなくてはなりません。会議の後の残り時間となると、全くあてにならず、心もとない限りです。この際、今まで以上にメールをしっかり使うことにしましょう。
 9月の5連休には、連日、校区や文化団体などの行事にお誘いを頂いています。その合間を縫っての質疑準備。もう少し時間的な余裕がほしいなと思います。
 平成20年度の全決算を9月議会で審査する、初めての試みです。次年度の予算に、即、反映させることができる意味では、大歓迎です。が、連休の合間に組み込んで、日程消化しただけではないかと、市民の皆さんに叱られないように、しっかり取り組みたいと思っています。
■「てーぶる35号」(9月議会レポート/10月中旬新聞折込予定)の項目立てを早々と行いました。今回は、初日に一般質問を終えたこともあり、気分的にかなり楽になりました。 
■無農薬茶の秋芽を頂きました。ほろ苦くて天ぷらに良し。かみしめるにつれて「お茶」も楽しめます。おかゆの中にも浮かべてみました。きれいなみどりを安心していただきました。ひとめごとに手摘みされたとか。お茶作りに生産者の愛情がたっぷり注がれていることを、秋芽を通して、改めて思いました。
無農薬茶の秋芽


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2009年09月07日

ドットさんどっと傍聴に。

9月7日(月)
 一般質問の昼休憩。8階議場受付で傍聴くださった市民の皆さんにお目にかかることが出来ました。初めて傍聴にいらした方、多忙の中を駆けつけてくださった方、体の調子を気遣いながら、それでも、「政権交代」の初めての市議会なので、しっかり自分の目で確認したくって・・・とお話くださった皆さん。本当に有難うございます。
 お若い方々の顔もいっぱいありました。まあ、まあ、まあ!とよはし市民会議の議員インターン生7期の岡田さん、5期の美崎さん、4期の伊東さんは若いお仲間と誘って傍聴くださっていたのです。うれしい再会となりました。そこへインターンコーディネートでお世話になった萩本さん。今、豊橋市議会・N市議のところでインターン中とのこと。さながらドットジェイジェイピーの同窓会。めったに実現しない、貴重な組み合わせ。なのに、私は議場にカメラを持ち込んでいなくって、ホント残念でした。
 「チェンジ」の空気が議場にも確実に届いたことを感じます。皆さんの気持ちの高揚が感じられます。質問の中で、私は「地域主権」を繰り返し問いかけました。市長と私自身に向けて。自分がどれだけの責任を負えるのか。一歩前に出た以上、引き下がることはできません。何より、20代の若い人たちがこうして、議場に足を運んでくださったことに励まされます。
 5年先、10年先のまちづくりについて、一緒に考える楽しみがでてきました。どうぞよろしくお願いします!!!!!


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日が短くなりました。

9月7日(月)
 本会議初日、お昼をはさんで、一般質問を無事終えることができました。今回は職員の皆さんと、存分議論を重ねることができました。政権交代がもたらした「地域主権」の効果です。
 一般質問の通告が、9月2日(水)。ゆっくりすることなく、市役所での木・金の二日間、そして週末の二日間で「質問一時間の流れ」を作り、原稿を書き、今日登壇となったわけです。
 9月議会の決算審査の議案も、今日、どさりと届きました。9月30日まで、議会漬けの毎日となります。
 5時過ぎ、市役所から外にでると、すでに秋の夕焼け。いつの間にか日が短くなっていました。
 秋の始まり。さんまを焼く臭いがぴったりします。が、なかなかそんな贅沢な時間がとれません。(焼いたあとの始末までの時間を思うと、余裕がありません。)せめてもと、北海道産の大根を買いました。


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2009年09月02日

一般質問9月7日(月)11時半頃登壇

 9月2日(水)
 
 一般質問提出後、くじ引きで3番目があたりました。私は9月7日(月)11時半頃、登壇することになります。初日は6名の議員のうち、私を含む4名が市長に政権交代による市政への影響について質します。
 早速答弁を担当する課の皆さんとの話し合いに入りました。今回は行政課、図書館、環境政策課、住宅課、協働推進課、企画部の皆さん。市役所を出たのは午後7時過ぎでした。
 8月30日を境に、まちのあちこちで、出会う人ごとに、「政治」の話になります。政権交代への期待と不安が織り交ぜになって。
 私は「市民」の役割を今回ほど強く感じたことはありません。「のりこさんにとって、やりがいのある政治の形が見えてきましたね」と、日本海側の友人のメールも届きました。
 私は今回の一般質問を、これまでのお任せ「中央集権」政治の問題点を洗い出し、これから「市民」として取り組む「地方分権」への、新たな一歩を明確にしたいと願って取り組みます。

■以下、私の質問項目です。■
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▼
2009年9月議会 一般質問   渡辺則子

1.佐原市政と「地方分権」(8月30日以前と以後)について
(1)在任10ケ月で国政の変化とともに「地方分権」の新たな転換期を迎え、今後3年間の市政運営上の影響について、認識と対応を伺う。
(2)「中央とのパイプ役の国会議員」の有無により「東京事務所」の位置づけはどう変わるのか、その認識を対応について伺う。
(3)新政権誕生で「設楽ダム問題」に対する東三河の首長発言があるが、リーダー都市・豊橋の市長として、今果たすべき役割についての認識と対応を伺う。

2.100年の歴史を生かす豊橋市図書館行政について (1)南地域図書館PFI導入可能性調査結果の認識と対応を伺う。
(2)豊橋市子ども読書活動推進計画策定の経緯を生かし、現在の進捗と課題、第2期計画策定への認識と対応について伺う。
(3)豊橋市立図書館100周年を2012年に迎えるにあたり、全国に誇る豊橋市立図書館史の記録づくりを、多文化共生、生涯学習のまちづくりの観点に立ち、市民協働で取り組む認識と対応を伺う。

3.環境配慮型市民の増加で、将来の公共投資を減らすための諸施策について
(1)降雨量は一定ではない。日常から「常時節水」に取り組み、その影響等のデータを公開し、下流市民の誠意を上流に示し続けることで節税につながると考えるが、その認識と対応を伺う。
(2)ごみ減量により焼却炉3号炉更新を将来ストップできれば節税と環境改善が実現する。生ゴミ堆肥化による焼却ごみ減量に向けた実践的プログラム構築段階に来たと考える。認識と対応を伺う。
(3)ごみ袋有料化の市町が大勢の中で、豊橋市はレジ袋をごみ袋に使用する独自の姿勢を貫いている。「廃棄されるレジ袋の減量」に向けたこれまでの取組みの成果と今後の対応について伺う。

4.少子高齢時代に併せた自立・共生のまちづくりの方策について
(1)公営住宅建替えを機に、フリースペースや健康増進支援の機能が必要と考えます。認識と対応について伺う。   
(2)空き店舗等の活用で、歩いて暮らせるまちのサイズに多世代・多文化交流施設を設置することで、まちが活性化することへの認識と課題について伺う。          
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上です。▲


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2009年08月30日

8月30日一般質問準備中

8月30日(土)快晴 
 遅がけに始まった今年の夏。今になって真夏日が続きます。
今朝はまず幸スポーツ広場へ。当地の消防団(第六方面隊)の皆さんによる放水競技大会が9時から行われています。栄分団がまず出場。きびきびとした行動。ホースは二股になり、的はなんと3個×2で6ヶ所に。今までになく高度化しています。
 12校区の団員の皆さんは、この暑さの中で正装による競技参加です。安心・安全のまちづくりになくてはならない消防団の皆さんへの信頼は高く、感謝しながら、競技途中で失礼してきました。
 いよいよ9月議会が直前です。一般質問の準備段階で、決算審査とからめて、整理する必要があり、毎日、あれこれ考えながら、準備を進めています。
 一般質問の項目の半分は「図書館」と「佐原市政」にほぼ決まりました。

◆1.図書館について(案)
 (1)南地域図書館PFI可能性調査の結果
 (2)第2期子ども読書推進計画の取組み
 (3)豊橋市立図書館100周年に向けて

◆2.佐原市政10ヶ月について(案)
 (1)豊橋市政と国政のあり方
 (2)東京事務所の位置づけ
 (3)プレミアム商品券の効果

 ■週末は市内の所要と自宅と事務所の行き来に涼を取りながら、過ごしています。(写真:真昼間に咲く庭先のホテイアオイ)
 ■午後3時頃の投票場の様子を見ながら、投票と最高裁裁判官審査のために、指定された投票場に出かけ、貴重な3票を投じてきます。

ホテイアオイ1


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2009年07月23日

「てーぶる34号」7月27日新聞折込

 6月議会報告「てーぶる34号」を7月27日(月)に新聞折込みします。B4版水色の両面です。
 補正予算、一般質問、研修、皆さんから頂いたご意見などを中心に編集しました。豊橋市の図書館は、全国から見てどんな位置にあるのか。裏面に詳しく載せました。ご意見をお聞かせ下さい。お待ちしています。



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全員発言!活発な総務委員会を傍聴

 7月22日 総務委員会が開催されました。
■まず始めに、昨年11月就任の佐原市長によって一時ストップがかかっていた「豊橋市芸術文化交流施設整備等事業実施方針・要求水準書(案)」の修正について、質疑が行われました。
 昨年8月に公表された「実施方針・要求水準書」を、一年後、どの位の修正となったのか。数値上の微々たるもの、単なるいちゃもんに過ぎないのではないかと、活発な意見表明が続きました。
 今後のスケジュールは
9月の補正予算・債務負担行為、10月入札公告、来年2月入札、4月落札者決定・公表、6月事業契約締結となります。
 音楽面への配慮として、2台のピアノ設置が新たに盛り込まれ、若者参加を狙って音楽練習室が増室されました。駅南側に位置する「芸術文化交流施設」は、行き止まりであり、核となる駅からの動線が長い上に、人の流れを引き込む「まち」とは反対側にあります。
 渥美線新豊橋駅前に開設された広場が、どのような賑わいを作り出し、親しまれる場所になるのか。駅南の実験はすでに始まっていると考えます。
■3時の休憩をはさんで質疑が活発に展開されたのは「東京事務所について」です。私の知らなかった巷の情報がかなりありました。委員の皆さんの関心の高さは、全委員発言となって現れました。
 IT時代に情報収集のためにとは言いがたく、専ら「シティプロモーションのために東京事務所を設置する」と、苦しい答弁が続きました。
 「豊橋市」独自色を出してこそのプロモーション第一弾!他都市に倣ってというのはいかがなものか。ましてや、他都市の東京事務所と同じビルに同居することにでもなれば・・・豊橋市が埋没してしまいかねません。最低3千万円(部屋代や人件費)はかかる「東京事務所計画」が、スタート時点で”市民へのプロモーションモード"にならない限り、どうして、東京で成功することができるのでしょうか。


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2009年07月21日

「てーぶる34号」印刷所へ。

 6月議会報告「てーぶる34号」の編集が今朝終りました。
6月議会の最終日は6月18日。それから1ヶ月以上も経ってしましました。視察より研修をと、また、時間を見つけて事務所の書類整理を進め、9月議会に準備をと願いつつ、ほとんど事務所を離れていたので、パソコン前の時間がとれない毎日でした。
 やっとこれで、私の夏が始まります。
「てーぶる34号」発行・新聞折り込み予定は来週の月曜日です。


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2009年06月26日

「第5次総合計画特調」初会合

6月26日(金)午後1時〜2時半

総合計画調査特別委員会の初会合を傍聴しました。
 「第5次総合計画の策定について」を議題に、参考資料「第5次総合計画策定に向けた視点」などを中心に質疑がありました。
 私は傍聴後、担当課である「企画部政策企画課」へ直行して、私の疑問点を整理しました。
 第5次総合計画は今年と来年の2ヵ年をかけ、H23年から10年にわたる豊橋市のまちづくり計画が策定されます。「笑顔がつなぐ緑と人のまち・豊橋」のもとに。
■実施期間:平成21年度〜22年度)
1.行政:策定会議 
2.議会:調査特別委員会
3.市民:H21年度:市民会議、市民意識アンケート、意見交換
     H22年度:パブリックコメント
4.小中学生:H21年10月・・「未来のとよはし作文」募集と「未来のとよはし会議」

▼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▼
1.「市民意見交換会」について
10名以上、90分ほどの集まりを市民が企画すれば、担当課職員が出向き、説明、意見交換の機会をもつことが出来ます。来年3月まで、何回でもどうぞとのことです。
ぜひ、みなさん取り組んでみませんか。
詳細は政策企画課へどうぞ! 
http://www.city.toyohashi.aichi.jp/seisakukikaku/index.html

2.庁内の「策定会議」メンバーについて
市長、副市長、全部局長の皆さんで構成されています。「市長」がこうした会議に参加する例は、全国では、半分ほどとのこと。策定会議や会議録が公開となれば、市長参加のメリットがはっきりすると考えます。チェンジの市長さん、どんどん情報公開を!

3.第4次総合計画の総括が市民に分かりやすく提示されることにより、市民の皆さんにとって「計画」が身近になり、意見交換会も盛り上がることと思います。是非、早急に!

4.「総合計画策定」を通してまちづくりの機運を高めるチャンスに!きめ細かな市民攻略法を!  
市民参画は、すでに第4次総合計画の段階で始まっています。成功した点、課題として残った点、豊橋の市民性などを生かし切って!
◎職員2〜3名が市民の意見を聞くため街に出ることは良いのですが、どのような「準備」をして庁外へでかけるのか?費用対効果をしっかり認識してほしい。まさに生きた「ワークショップ」「まちづくりの一歩」であり、「協働を目指して自立した職員と市民が同時に誕生する絶好のチャンス」
⇒意見交換会の情報は公開されるとのこと。楽しみにしています。

◆参考資料「第5次総合計画策定に向けた視点」への感想と今後の発展に期待することを以下に。
<1>「文化」が欠落している。
第4次までの取組みから、おおいに後退した感が見えてきます。人口減、高齢者人口増、経済の低迷など「視界不良」で「夢を描けない」時代に向うからこそ、市民の意識を高めるしかけが必要ではないでしょうか。
<2>「古臭いなという印象」をなぜ持ったか。
・これからの10年を見据えるしたたかな"息遣い"が9つの視点から伝わってこない。今までの蓄積が生かされているのかと疑いたくなる。これまでの「まじめ」がぼやけて、「しまりのないまち・豊橋」がかすんで見えます。周辺から信頼される豊橋の姿を、毅然と示していけるのでしょうか。
<3>「協働・市民参画」途上のまちづくりを止めないで!
これまでの取組みを見極め、「夢」の実現へ、いざ、自信を持って!「日本一」に求めるものを、確実な「夢」として描いてほしい。

<写真> 豊橋市役所の職員さんたち(市役所・市民病院、図書館)が「文芸サークル」をと願い、1966年10月1日発行された貴重な「豊土記・第一巻」(40頁)を入手しました。論文、短歌、詩、随筆といろいろな手法で、内容は、時事問題、職場の労働問題、平和に体当たり…と多岐に渡ります。新鮮です。惹きつけられます。40年前の職員さんたちの中には、私がこの10数年間の市役所通いでお目にかかった方もいらして、ご縁を感じます。
豊土記・第一巻


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2009年06月24日

答弁速報6「水源基金」

6月9日 のりこ一般質問

■新たな段階を迎える「水源基金」の実情と課題について■
設楽ダム建設計画の実施にともなって、水源地域では下流受益地域の応分の負担、効果的な地域支援を求めています。

質問:
(財)豊川水源基金では基本財産と基本基金、新城市(鳳来地域)水源地域対策基金の合計18億円余が基本財産の総額となっている。これらの固定資産は30件余の公債、社債等有価 証券により合計19億円余の財産管理をしている。その「確実性」の認識について

答弁:
豊川水源基金の財産保有形態は、現在、地方債などによって保管されています。昭和52年に(財)豊川水源基金が設置されましたが、当初、財産の運用を通常の定期性預貯金で対応してきたところですが、その後の経済の低迷により、利率がさがり、安定した事業執行、基本財産の保証に支障をきたしかねないことから、平成12年から19年度にかけて、本格的に債権化に移行したものです。
こうした債権の購入に関しては、国・県からの指導・助言をうると共に、概ね10年期間の、より安全性の高い元本保証型の地方債を中心として購入されているところです。また切り替え時には、安全性や債権利率の良さなどかを勘案して行っています。こうした対応により、基金財産確保の確実性が図られていると認識している。

質問:
水源林対策事業は昭和53年第1期開始から現在第6期が進行中。これまでの実績をどう水源山村振興の上で評価するのかおたずねします。

答弁:
水源林対策事業の実績と評価について
(財)豊川水源基金は、昭和52年12月に設立し、昭和53年度から水源林対策事業を開始。概ね5年ごとの計画を策定し、現在、平成18年度から始まった第6期計画に基いて事業を進めているところ。
昭和53年度から平成20年度までの間伐、植林、下刈りなど森林整備の累計は約12,900haで、奥三河の森林面積の約14%にあたります。
また、作業路新設も延べ約191,500mを整備しています。
こうした水源涵養機能を維持・増大させる取組、さらには地域振興に寄与するという側面においても、上下流が連携して、「国・県の林業行政・森林整備」を補完していく(財)豊川水源基金の設立の趣旨に則った役割を果たしてきたものと考えている。


第2問:
5月20日開催第70回水源基金理事会での議論を踏まえて、以下についての最新情報をお聞かせ下さい。                  
<H.P.等資料から>
下流市町負担金 8,646万(+利息48万円)
(1)人材育成事業(10名:設楽2,東栄1,豊根2,新城 5)2,688万(2)間伐推進事業(間伐と運賃)4,043万
(3)森林づくり事業(2法人に助成)300万
(4)水源林管理事業
(水源林を取得し保全を図るため、管理事業費積立資産に)1,363万
        ↓                   
  その他給与等270万
   H17年〜H20年 計1億762万円
(H17第5回北海道債:帳簿5,292万/時価5,279万 △12万8千円)

*質問1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 HP「基金のしくみ」・・・運用資金(果実)で行う「上下交流」
この数年、果実の減少により行われていないと聞くが、財団の事業は運用益で行うため消極的にならざるを得ない。現況への認識と対応策について
答弁:
豊川水源基金による上下流交流については、東三河が一体的に発展していくためには、上下流交流事業は必要なものであると認識。これまで(財)豊川水源基金では、「東三河の水を考えるシンポジュウム」の実施や「川と緑の交流コンサート」への支援などを行ってきましたが、現在は(財)豊川水源基金の水源林保全流域協働事業により、NPO法人等が行う「森林教室」や「森の健康診断」等に助成し、上下流交流促進を支援している所です。今後とも愛知県や下流市町の施策と整合をはかりながら、可能な限り実施していきたいと考えている。

*質問: 
「水源保全流域協働事業」の(1)〜(3)は、予算の範囲内で助成するとあるが、人材育成事業において、10名から増員する上で問題点とは何か。
答弁:
(財)豊川水源基金では、平成17年度から人材の育成を行っていますが、当時、地域で必要となる作業量を勘案し、設楽町などの森林組合にお願いして、全体で10人を平成22年度までに育成することとしています。
しかし人材育成に係る作業負担から、奥三河の森林組合の受け入れにも限界があると伺っています。今後「あいち森と緑づくり税」における事業におきましても、人材育成を行っていくことになっていることから、連携を図ってまいりたいと考えています。

*質問:
東三河の森林は民有林がほとんどを占め、人工林が8割近い。「県の林業予算は林道予算であり、森林作業関係は県事業の20%(H12藤原議員H13.12.11)」国・県の森林事業の補完的役割としての「水源基金」の限界を感じる。積極策を講ずるには「運用財産」の問題があるが、国・県の森林事業に対する議論は必要と考える。理事会における議論の推移を伺う。
「財団法人 豊川水源基金寄付行為」においては、「ダム」の二文字はない。転換期をなる本年、「豊川における水源林地域対策・水源地域対策を行う地方公共団体への助成、豊川水系の治水及び水資源の安定的確保、関係地域振興と流域一体的発展に資する」豊川水源基金の今後の役割への認識。

答弁:
いうまでもなく、治山・治水あるいは林業行政は、国・県の責務のもとに行われているところですが、(財)豊川水源基金は、こうした国・県が行う林業行政やダム等によって水没し生活基盤を失う方々に対する生活再建対策、水源地域の整備・振興に対する事業について。国、県を補完して行う目的で、昭和52年に設立されました。
その後、平成13年に「森林・林業基本法」が改正されたこともあり、(財)豊川水源基金では、理事会等で議論を重ね、水道料金による新たな財源を得るなかで、水源林保全流域協働事業を新たに起こし、事業を実施してきました。今後も、国・県の森林整備の事業を補完するという(財)豊川水源基金い与えられた基本的な立場に立って、引き続きその役割を果たして行きたいと訴えています。


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2009年06月23日

答弁速報5「図書館サービス向上」

6月9日 のりこの「一般質問」より

●公共図書館サービス向上の諸課題について

第一問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
質問: 
貸出密度からみる公立図書館の整備状況08年度調査(日本図書館協会)
に照らして本市の位置と課題の認識、本市独自の図書館サービス向上のために今後必要とされる職員体制の整備・充実の方針についておたずねします。
答弁:
貸出密度からみる整備状況は、人口規模別に、特に貸出密度の高い上位10%の市町村の図書館の施設整備規模や職員ならびに蔵書冊数や貸出冊数等々、諸指標の平均値を公表したもので、数値比較からみれば、本市はこれらの数値を下回った位置にありますが、公表されたものは、秀でたひとつの参考指標かと認識しています。
貸出密度から本市図書館の状況を検証すると、市民一人当たりの利用冊数や図書資料の回転数などに課題をもっており、休館日や貸出冊数、貸出期間の見直しなども、今後必要となってくると考えております。
このためには、職員の資質向上はもちろんですが、効率的な業務処理のために、近年普及の著しいICチップをはじめとした技術革新に対応したシステムの導入など、多角的な検討も必要と考えております。
利用者の視点に立ち、良質で効率的な図書館サービスの充実を図って参りたいと考えております。

第2問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
質問:
登録者数18万8398人は、他都市をはるかに越え、ダントツ。
この数値に見合うサービスを充実させる職員体制の整備・充実にはとの質問への答弁で、資質向上と効率的業務処理とされた。
実施には、正規職員は現在の2倍、非常勤・嘱託職員は3倍が必要とされるところであるのに、資質向上だけで可能か?また、効率的業務へのICチップなどの技術革新は、今すぐ導入できるだけの段階ではない。
となると、現在の本市の図書館システムの人的配置を考え、最大現活用する方策を考えるべきである。

そこで地区市民館21館に司書資格職員の配置することで、「正規職員数」換算で倍増となる。
校区市民館52館に司書資格者配置すれば、「臨時職員数」換算で3倍強となる。
市民館の図書室が今後大きな役割が期待されることを考え、市民の
一番近いところから、サービス網を補強すべき。ご所見を伺います。

答弁:
市民に近い市民館のサービス充実については重要と認識している。現在市民に近い図書館サービスの一環として、ネットワーク予約の受け取り館の拡大を行っており、昨年度からはインターネット予約の受け取り館サービスも開始しております。このため、市民館主事を対象とした研修をはじめ書架整理のため臨時職員を配置するなど、図書館サービスの機能の充実を図っているところです。
しかしながら、図書館分室として設置されている地区市民館・校区市民館は、蔵書や施設面で、本来の図書館サービスの展開は難しいと考えておりまして、現段階におきましては、市民館への司書職員配置の考えはもっておりません。
今回の質問の定量的な指標も重要ではありますが、図書館の利用者に満足していただくには、まずは職員の資質の向上、つまり、豊富な知識・経験を積み上げていくことが必要であり、また、新しい情報技術の活用による、業務の効率化によって、人的資源をレファレンスサービス等の充実に活用できるものと考えております。
いずれにしましても、市民ニーズに適合することを第一義に、効率的で利用者に満足していただける図書館とするため、今後ともさまざまな視点から勉強をいたしまして、生涯学習時代にふさわしい図書館づくりを進めてまいりたいと考えております。

●のりこのコメント:
*豊橋市立図書館の歴史はまもなく100年を迎えるほど古く、また、古文書(「羽田八幡宮文庫」)、外国教科書・絵本・美術書3.3万冊の「司文庫」など、貴重な蔵書収蔵が特徴です。(7月5日まで司文庫展〜開設35周年〜「本の中の水族館」開催中。是非、図書館へ!アマゾンの魚」などお楽しみ下さい。)
司文庫展〜開設35周年〜「本の中の水族館」1 司文庫展〜開設35周年〜「本の中の水族館」2

*豊橋市の問題は、図書館数、職員数、図書費の不足が顕著です。

*全国の図書館サービス状況から見て、豊橋市の図書館は、蔵書数は30万規模を達成するものの、図書館数、専任職員数、雑誌・新聞費は、10〜15万都市規模、図書費では20万規模ですが、視聴覚費、人口当たり資料費は低すぎて・・・。

*参考資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「図書館雑誌Vol.103.No.5 P313 貸出密度上位の公立図書館整備状況2008」の「30万人〜」と「豊橋市」の数値←()内は豊橋市
 
・図書館数5.5(2)/図書館専有延床面積(u)11881.2(6395)/自動車図書館数(台)1.8(0)
・専任職員数58.3(27)/うち司書39.7(6)/司書率0.7(0.22)/非常勤・臨時職員数67.4(21)/うち司書40.7(14)/委託・派遣職員数4.3(0)
・蔵書冊数1197856.7(931083)/うち開架冊数798139.0(238945)
・図書年間購入冊数60490.3(32203)/雑誌年間購入種数948.0(276)/新聞年間購入種数68.5(33)
・登録者数164351.7(188398)
・貸出点数3727459.5(1485946)/人口当貸出点数9.5(4.1)/予約件数446460.2(34028)
・図書館費(経常費・千円)455790.8(223457)/資料費(臨時含む・千円)118540.8(80000)/うち図書費83151.0(72300)/うち雑誌新聞費12402.3(7200)/うち視聴覚費4324.2(400)/人口当資料費(円)301.9(220.5)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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2009年06月20日

答弁速報4「生活保護の適正な実施」

6月市議会一般質問 6月9日
 「生活保護の適正な実施について」

第1問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
職・住を失った生活困窮者(派遣労働者・日系人を含む)の方々が、生活保護の適用を求め、福祉事務所に殺到しています。「現在地保護」「申請への充分な説明」「居宅保護」を求める愛知派遣村実行委員会から市長宛に届けられた要望書(2009年3月18日)の、実施現況等をおたずねします。
(1)昨年度から現在における半年間の申請・決定の状況と今後の予想
(2) 支給決定にいたらない場合の問題点の認識と問題解決への対応策 

答弁(1):
昨年11月から本年4月末までの半年間における申請件数は243件で、そのうち決定件数は201件。昨年度の同時期と比較して、申請件数では1.8倍、決定件数では1.7倍と大幅に増加している状況。
今後の予想は、依然として申請のペースは伸び続けており、当分の間は、現在の状況が続くものと考えている。

答弁(2):
申請者の申告と資産調査等の結果に齟齬が生じることが主な要因となっており、月平均で5件程度の却下または、取り下げが生じている。
これらについては、預貯金や生命保険などの資産活用がなされていないケースや、検診の結果、稼動能力を活用すべきと判断したケースなどです。
この対応策としては、今後とも、保護申請時の面接において、申請者との信頼関係を築くなかで、生活実態や資産の活用状況などの把握に努めて行きたいと考えています。

第2問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)保護申請相談に来庁されたケースで、申請書提出にいたらなかった場合はどの位あり、その理由は何ですか。
(2)豊橋一日派遣村の後の、申請相談数や申請書提出数の最新情報について教えてください。

答弁(1)
この半年間で申請にいたらなかったケースは、昨年11月から今年4月までの半年間で、相談件数と申請件数の差は125件。
その理由は、活用されていない資産の活用を促したり、ハローワーク・社会福祉協議会での各種貸付制度の活用や、債務に関する相談制度などの紹介により、申請にいたらなかったケースが主なものとなっています。

答弁(2)
「豊橋一日派遣村」の開催後における相談件数は、6月5日までに53件となっており、そのうち申請を受理した件数は49件です。

●のりこコメント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 最近、市民病院での日系南米市民の方の姿を見掛けなくなったな〜と思い、尋ねてみました。ポルトガル語の通訳や相談に来られる件数の推移で確かめてみました。
 平成19年度:毎月800〜900件の相談があった。
 平成20年度:11月600件/12月〜1月500件
 平成21年度:2月510件/3月583件/4月700件        

見たことと数値が一致しています。
雇用のあり方が受診にも影響がでてきています。
深刻な事態に陥る方がないように、今後もタイムリーな情報や救援物資などを初めとする、幾重ものセーフティネットが必要です。

***のりこネットでは、ペルーの皆さんのダンスを楽しみ、交流します。3つのグループの皆さんが参加くださる予定です。*****
とき:6月27日(土)午前10時半〜12時
ところ:豊橋市生活家庭館 (無料)


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2009年06月17日

答弁速報3「飲食店の受動喫煙防止対策」

6月9日一般質問 「飲食店の受動喫煙防止対策」

質問:
公共空間である飲食店における「受動喫煙」から子どもを守ることは、煙弱者への幅広い救済につながるだけでなく、家庭、道路、公園等における受動喫煙被害の防止につながるものと確信する。煙害の情報提供、禁煙の勧め、分煙化促進等事業の継続に加え、飲食業界の理解・協力を得て、受動喫煙被害防止に向けた積極策を講ずる段階と考え、認識と対応についておたずねします。

答弁:
健康増進法で「受動喫煙の防止」の規定があり、「施設を管理するものが、他人のたばこの煙を吸わされることを防止するための措置を講ずるようつとめなければならない。」とされており、飲食店の理解と協力が受動喫煙防止の推進につながるものと認識しています。
対応については、「健康とよはし推進計画」の「タバコを吸う人吸わない人の環境をととのえる」において、受動喫煙防止対策実施施設認定事業を実施し、受動喫煙防止の必要性と効果についてなどを啓発し、現在、飲食店では38施設を禁煙・分煙施設に認定している。
認定した施設は市のホームページに店名および所在地を、啓発リーフレットには店名一覧とマップを、また、実施施設の店主などの声を掲載するなど、広く市民に向け認定施設を紹介し、いっそうの「受動喫煙防止」に意識の向上に努めています。

***のりこのコメント***
 平成7年。議会に入ってびっくり。委員会はモウモウの煙がたなびく中で進み、灰皿などの片付けは女子職員の仕事でした。3月予算委員会の審査の間、煙漬けの毎日。(8階の本会議のみ禁煙)
 健康増進法などにより、「分煙」⇒「防煙」「施設内禁煙」⇒「敷地内禁煙」へと徐々に進んで来てはいますが・・・。
 子どもをタバコの煙の害から守る上で、「飲食店における受動喫煙対策」は大きな意味を持っています。また、女性や家庭の喫煙、歩きタバコにおける「受動喫煙の害の大きさ」の認識えとつながるものと確信しています。

●タバコの「3つの煙」・・・・・・・・・・・・・・
1.「主流煙」吸う人自身に関する煙
2.「副流煙」周囲の人が吸わされる煙<無風状態で5〜7m範囲への影響が、直下以上に有害とも聞いています。
3.「サードハンドスモーク」(残留受動喫煙)タバコを吸ってきた人が運ぶ煙によって受ける有害物の煙
●〜受動喫煙の害の大きさ〜副流煙により多くの有害物質を含む事実!
副流煙と主流煙を比べると⇒アンモニア46倍、タール3.4倍、一酸化炭素4.7倍、ニコチン2.8倍 (厚生労働省「喫煙と健康」第2版より)
 ↑
健康課作成のパンフレット「禁煙・分煙ありがとう」を是非ご覧下さい。
●飲食店における禁煙・分煙が進まないわけは?
[喫煙客への配慮]をしないと営業に影響ありとのおそれから?
となると、[嫌煙者はお客と考えていない]あるいは、[たばこくらい我慢できるはず]という考えが「当たり前に」なっている?
禁煙先進国より日本は20〜30年遅れていることがはっきりします。
◎平成18年度豊橋市 市民意識調査では、77%の市民の皆さんが禁煙・分煙に取り組む施設を利用したいと回答。

***のりこの「受動喫煙」に関する議会質問***
平成7年:図書館の禁煙化/庁内分煙化
平成9年:庁内階段などにおける浮遊粉塵測定を!<答弁:「検討はやぶさかでない」⇒実現したのは、なんと平成20年度!> 
平成11年:公共施設、豊橋駅の禁煙化 
平成14年:副流煙の害についての啓発/学校での禁煙化
平成15年:若い女性、子どもの禁煙について
  <この年、「健康増進法」施行 25条「受動喫煙防止」>
平成19年:たばこ税25億円について/市民病院の禁煙対策
<7月市民病院敷地内禁煙が実現!>
平成20年:飲食店禁煙29店舗/庁舎8階喫煙所に2重扉と強力排煙機設置/たばこの値段の怪(JT500億円の増収となったわけ)

▼議会一般質問と委員会質疑の詳細は以下で検索できます。▼
http://www.gijiroku.jp/gikai/c_toyohashi/index.html



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2009年06月16日

答弁速報2「学校給食と放射線照射食品」

6月9日一般質問 「学校給食と放射線照射食品」

質問:
学校給食における安全・安心・安定性確保のために、安全性が疑われる放射線照射食品は使わないこと、また、豊橋産食材率の向上に率先して取り組むべきと考えるがその認識と対応について

答弁:
学校給食で使用する食材については、豊橋市学校給食協会と共同で、安全で良質な食材を購入するための「食品の規格書」を作成し、製品ごとにきめ細かい規格を設けて食材の安全確保に取り組んでいる。
放射線照射食品については、現在、北海道士幌町農協のジャガイモが発芽防止目的で許可されておりますが、本市学校給食では使用実績はなく、今後も使用する予定はありません。
また、豊橋産食材率向上については、安全で新鮮な地元産の食材を使うことは食育の観点からも大変有意義であると認識しており、収穫時期により、豊橋産を指定したり、「とよはし産学校給食の日」を定めて、豊橋の農産物を使用した給食を実施するなど、地元の食材使用の向上に努めているところです。今後も関係機関と連携して、豊橋産の農産物使用の拡大を図って行きたいと考えている。
  
のりこコメント:
(1)ジャガイモに続いて今後、追加される放射線照射食品を、学校給食で使用しないことを明確にしておく必要が残りました。
(2)豊橋産学校給食材を高めるためには、今後、農業分野との連携が必要です。9月議会でこの続きを質問予定です。
 ●現在以下の野菜について、豊橋市産の使用はゼロです。●
人参、じゃがいも、さといもなど。
参考⇒次の野菜は豊橋産が使われています。(%)はその割合です。
玉ねぎ(18.6%),キャベツ(63.3%),大根(43.3%),葉ねぎ(77.5%),
根深ねぎ(16.5%),はくさい(62.2%)

思っていたより豊橋産の野菜が使われていないことにびっくり。
生産する側にとって、「学校給食」は確実で安定した市場です。豊橋市ではまた、遊休農地活用と就農支援など、活かせるヒントがいっぱいです。早急に、積極的に、取り組む必要を感じています。




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2009年06月15日

補正予算質疑3件

6月15日(月) 午前10時〜午後3時 一般会計予算特別委員会

 国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金8億3千万円余、県ふるさと雇用再生事業補助金2億4298万円余を受けて、新しいメニューが出揃いました。
 緊急に予算化を行うためには、担当課での迅速な対応が必要です。今回提案されたなかで、私は、「消費者行政事業費 208万円余」「ごみ減量推進事業費120万円」「緑化維持管理事業費2,200万円」について質疑しました。
 いずれも一般質問を通してこれまで何度も取り上げてきていることもあり、委員会質疑とは言え、私にとっては、一般質問並の手持ち資料再精読と最新情報収集、問題点の整理をする機会となりました。
 他の委員の皆さんの質疑のなかで、ことに「青少年対策事業費 青少年自立支援事業委託料 3,616万円余」については心に残りましたので、委員会後、早速担当課の皆さんから詳しい情報を頂くことにしました。
 昨日カリオンで行われた「オレンジプラザ交流会」で平成20年度の協働推進課補助金取得団体活動報告を聞いたあと、交流の時間に、農業とニートと外国籍の方の支援について情報交換をしてきたばかりでしたので、とてもタイムリーでした。
 市民と行政の情報共有が進むことで、市民協働が進みます。困難はいっぱいありますが、ゆっくり、すこしずつ、前進することが必要だと心強く思いました。
 今回の補正予算に対応するメニューを即提案できるということは、いつも市民との接点が大切にされて行政担当者の存在が大きいと思います。予算化の流れを聞きながら、どんな小さな声も大切にして、暖め続けることが次に続くことと確信することもできました。
 6月議会の一般質問と補正予算委員会の質疑に取組んだことを、明日からさっそく具体化に向けて行動開始します。
  
 *以下は質問項目です。*
6月補正:消費者行政事業費.doc
6月補正生ごみ処理機.doc
6月補正マツクイムシ.doc


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2009年06月14日

答弁速報1「化学物質過敏症」

6月9日 市議会一般質問の答弁を順次掲載します。
まず、「化学物質過敏症」についてお知らせします。

質問:傷病名の位置づけがない「化学物質過敏症」患者さんが市民病院を受診される場合の認識と対応について

答弁:「化学物質過敏症」は、特定の化学物質に接触し続けることにより、頭痛などの様々な症状があらわれる「環境病」の一つとされていますが、国の定める正式な傷病名とはなっておりません。
豊橋市民病院を受診する子どもさんの中にも化学物質に由来する過敏反応が疑われる患者さんがあり、医師をはじめとする医療従事者も「化学物質過敏症」に対し、一定の認識は持っております。
こうした症状を訴える患者さんへの対応として、現れた症状に応じて処置をする対症療法を行うとともに、原因が推定されるものについては、医師からの助言もおこなっております。

のりこコメント:今回は、東三河一帯の患者さんの信頼を受ける豊橋市民病院(小児科・アレルギー科)から答弁を頂きました。昨年6月市議会では福祉保健部から「化学物質過敏症による健康被害の調査実施は今のところ困難。今後の調査を研究を期待」との答弁があります。
 現在、県内の大学で、化学物質過敏症患者さんの研究調査が進行中です。心強い限りです。今後の市民病院の対応に注目していきます。

最新情報:化学物質過敏症患者さんへの朗報です。
日経新聞(夕)2009年6月12日付け
「化学物質過敏症」に健保 厚労省方針 10月、病名リストに


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