昨日、「今が一番です」と熱烈に誘われていました。今日、一般質問を終えたこともあり、急遽、ほたるを訪ねることになりました。石巻山を越え一路「すせ」へ。
車を降りると、蛙の合唱にすっぽり包まれました。山と川と田んぼのシルエットも懐かしい風景です。
すせ小学校では、除草剤の農薬を使わないようにと、草刈などに校区の皆さんが協力されているとのことです。ほたるが好む地であることを、皆さんがとても誇りにされていることも、伝わってきます。ご案内下さる地元の方から、「すせで暮らす楽しみ」を伺いながらの、野の道蛍狩りコースへ。このあたりには、週末、車の列が続くそうです。
神田川に沿って、右手にほたるの乱舞をみながら歩きました。「ほたるを見るのは何十年振りのことか!」「蛙の鳴き声初めて聞いたわ」「子どもの頃の蛍狩りは・・・・」と、おしゃべりを弾ませながら。
すせ川に沿い、すせ橋を渡り、豊川用水東部幹線水路へ。ところどころ、背丈もある草が刈り込んでありました。「こっちがよく見えるよ〜」と誘い合う声。地元の皆さんのご配慮に感謝しつつ、ほたるを追って、長彦川へ。
車の往来も多く、また、ほたるを見に来た方の車も多く止まっていました。おやおや、ほたる狩りで、ほたる族さんに出会うとは。道端から副流煙が漂っていました。
●今日の一般質問では、「副流煙=周囲にいる人が吸わされるタバコの害」は、「主流煙=吸う個人への害」よりも大きいことを紹介しました。アンモニア46倍、タール3.4倍、一酸化炭素4.7倍、ニコチン2.8倍。(健康課作成のパンフレットより) また、サードハンドスモーク「残留受動喫煙」についての新情報も届き、注目しています。
車や街灯の光が届かないところが、ほたるにとっても過ごしやすいのでしょうか。神田川の川筋を下りました。せせらぎの音を聞きながら、水辺で、木々の合間に、高い木の梢で、「ここにもい〜るよ」と、光を送ってくるほたるの姿を追いつつ、歩き続けました。私が子どもの頃追った蛍のかぼそい光とは違い、源氏蛍の力強さに魅かれます。
風も無く、雨が近い、かえるの合唱を忘れるほどの「静かな夜」。人工の光が届かぬ「夜」の中で過ごしたことで、心やすらぐことに気づきました。草の道をほたるを追って1時間歩いたことになります。
これから2週間位が見ごろとのことです。今夜のようにラッキーな出会いは期待できないかもしれませんが、皆さんを誘って、是非、また、出かけてみたいと思います。
思い切ってほたるの里へ出かけて、よい気分転換になりました。明日からは6月議会の後半に向けて、バッグの中の書類を入れ替えます。