2003年12月15日

補正予算質疑:乳がん検診・試験機器・美術館

1.「乳がん検診」970人分増額。今年度計14,070人の検診を見込む補正に予算案への質疑。
・1987年:乳がん検診開始。精密検査の際、マンモグラフィー(以下マンモと記載)、超音波、細胞診実施
・1995年:視触診との併用
・1998年:マンモの早期導入を勧告
 私が始めてこのマンモのことを知ったのはこの頃か。エックス線被爆の観点から、問題が指摘されていたように思う。マンモでの被爆量は、今の段階では、あまり問題とされていないようだ。
・来年3月:厚労省「がん検診に関する検討会」にてマンモを義務付けの動き。来年度の集団検診車はマンモ塔載予定。
・高度機器による技術レベルは、豊橋市民病院2医師、1技師が講習会に合格。(市内4病院にマンモ設置あり。)
●以下の問題点を指摘
 @マンモによる検診で、乳がん死亡率低下となるのか、信頼性が得られない。根拠として、2001年デンマークの論文、カナダでの13年間による有効性試験。
 A有意差がないとき、過剰治療、必要な手術への過剰反応を呼び起こす心配。切除、放射線照射などのリスクを予め情報を公開する中で進めること。
  ◎私の主なる情報源:「日本乳癌ネットワーク」

2.保健所検査費・・・1,400万円補正
 来年度は1億円近い検査機器の導入予定あり。平成11年以降、中核市として、保健所を自前で持つことになったが、今まで県有の検査機器を無償で借用。今回、豊川保健所豊橋詰所が県の組織機構見直しにより、来年2月、機器を蒲郡支所等へ移動するため、前倒しで整備するもの。
・機器類の内訳:
無償譲渡36点、有償24点、リース継続6点 新規購入46点
●問題点は二つ:
 @機器整備にあたっては、今補正、新年度予算、保健所整備のための予算と少なくとも3段階考えられるが、どのようにリンクしているのか。
 A耐用年数、機器有効活用の点から、新保健所建設計画と、機器整備計画、保健所や関係機関との相互検査の可能性など、県との検討を進めるべき。
 ◎3月予算委員会でさらに詳細を審査します。

3.美術博物館整備事業費178万3千円減額
 公募型コンペ「市民参加の手法とプロポーザル的要素を加えたコンペ」採用のため、競技設計の実施を見合わせるとの大決断。理由は3点。(@7月26日日経新聞記事で、群馬県東村の例を知りA視察。B建築専門家のアドバイス)
・今日の委員会で質疑した委員13名中、4名がこの問題を取り上げた程であった。
・東村のコンペの様子は、インターネットで入手する限りでも、とてもスリリング。また、世界最大となった国際コンペへの村人の意気込み。建物完成前に、存分なPR完了!なぜここでできたのか。一番の理由は、星野富弘さんの作品の魅力にある。
・既設の村立冨弘美術館(1,103u)は1991年ふるさと創生事業で建設。年間40万人が、3,300人のこの東村を訪れる。(ちなみに豊橋市美術博物館は年間18万人/平成14年度)
・今回はこの既設館の隣に2,643uの新館を建設するもの。まず、「設計競技」に向けたコンペが昨年行われ、ヨコミゾマコト氏の作品が当選。
・56m四方の正方形の中に、20数個の円筒を接するように配置したデザイン。イメージのもとは泡。シャボン玉の表面膜は常に「自己最適化」を図っているという。非常に単純な仕組みで複雑な現象を捉えるときの必須の働き・・・とヨコミゾ氏ホームページにあります。)
・審査委員長は、「せんだいメデイアテーク」を<透層する建築>として世に問うた伊東豊雄さんはじめ、外国人を含む、世界で活躍する建築家揃い。
・今年9月1日、建設施工者鹿島建設に決定。この選定までの競技、審査会など、すべて村民参加で進められ、インターネットで情報で詳細提供。
●問題点
@市民参加をどこまで考えているのか。A審査委員会委員の人選、このプロセスに要する裏方予算など、東村の場合の情報も含めて、検討が必要。また、インターネットなど、情報公開を積極的に進めること。
◎私はこの手法変更に賛同。来年度、検討委員会を立ち上げて進むことになる。
 美術館は象徴性、芸術性が求められるゆえ、新情報を入手した以上、立ち止まり、再提案をという担当部局の覚悟に、市民参画が進むことを大いに期待。


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2003年12月06日

のりこ一般質問アップします。

渡辺則子の一般質問は、12月8日(月)午後1時半ころより始まります。
どうぞ傍聴にお出かけください。テイーズの放映ありますが、今回はインターネットでは見られません。ご注意ください。

1.「協働のまちづくり」と社会教育の諸課題について
(1) 本市の住民参画による協働のまちづくりの課題に対して、生涯学習社会に対応した社会教育をどのように位置づけて施策を進めてこられたかについて
(2) 社会教育法24条の規定に基づいて整備された豊橋市公民館と豊橋市民館が、校区単位の協働のまちづくりを進める上で生み出した成果と課題について
(3) 公募(委員、意見)等が進められてきたが、広報のあり方、意見の活用から計画策定の協働への道筋を明解にするための「行政の課題」「市民の課題」「協働のあり方」について

2.0歳からの市民の諸権利を保障するための課題について
(1) 「虐待防止」に対して、庁内ネットワーク、子どもの心身の発達・成長に欠かせない専門機関である、保健所、市民病院、保育園、幼稚園、子育て支援センター等、また地域にお
ける子育て支援として、民生・主任児童委員をはじめ、取り組まれているが、子育て支援の総合的な施策を講ずるためには、これらのネットワーク、諸機関、関係者のさらなる連携が
必要である。その現状についての認識と対応のあり方について
(2) こども関連施設計画には、市民参画の協働事業、総合的な相談機能など期待が大きい中、
0歳からの市民である、子どもの遊ぶ権利を保障するための取り組みについて
(3) 児童精神科医を迎えた本市の子どもの発達支援プログラムは一気に活気を帯び、療育センターの計画を一日も早く具体化する必要がある。センターに必要な人の確保や養成が急務
と考えるが、専門家(医師、ワーカー、現場)や家族の声等、計画に生かす方策について
(4) 山積する子ども問題を子どもの権利条約等に則り、児童障害者相談センターを中心に諸機関との連携が図られているが、本市独自の新たな子ども施策上の取り組みの必要について

3.男女平等社会実現のための条例のあり方について
(1)男女の性差とジェンダーについて
(2)家庭、地域社会、園、学校における男女平等の取り組みの必要について
(3)条例により、男女平等社会の実現を進める可能性について


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2003年11月27日

パブリックコメント制度

渡辺のりこ議員へ
横浜在住の大学生です。豊橋市政に大変興味を持っています。
横浜や横須賀は地方分権一括法以降飛躍的に伸びた自治体であると思いますが、他市はどうあれ、やはり出身の市政は気になるものです。
地方分権時代においてパブリックコメント制度を用いて市民の参加の促進を計る自治体がかなりでてきていますが、豊橋市にはあるのでしょうか?
また直接民主主義だと言われる議員さんもおられるようですが、その点どのようにお考えでしょうか?

 ご投稿感謝します。豊橋市のパブリックコメント制度はありませんが、計画、構想、条例骨子案等への市民意見募集は増加中。市民の行事等への参集・参加も進んでいますが、協働・参画への道半ばと痛感。校区コミセン完備すれど、民主主義未成熟。私はここにとても関心を持っています。そして市民の自覚・自立・自主によるまちづくりの夢を、今も追い続けています。20年、30年取り組んできた地域活動を通して確信があります。豊橋市民の皆さん一人ひとりへの働きかけを、これからも続けます。自立=地方主権が実現していない今、「市民参加」はさらに進める必要があると考えます。
 パブリックコメント制度への豊橋市の今後の取り組みなどについては、次回に。今日はこれにて失礼します。


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2003年09月11日

60分のドラマ

 9月議会、本会議の3日間が終了。初日に私は一般質問に登壇。いつものように、シナリオ原稿を書き、資料を揃え、効果・小道具を調整。一回目の質問は何度切り詰めても7分。その後の答弁、再質問、再々質問と答弁までは、自由に進める。60分のドラマの全体の流れを、頭の中にたたき込んで登壇。この議会から、質問の回数ごとに、用紙の色を白・ブルー・ピンクに変える。質問時間が30分短縮した分の効率化を図るための工夫はまだ続きます。
 9月議会の初めに、議長にふたつのことを伝えました。
・21名が登壇するので、今回は60分に収めることに協力する。
・答弁者の離席時間の短縮を図ってほしい。
 議長の方でも、この点での改善を考えていたようでした。早速、この議会から、前答弁者の着席を確認してから次答弁者の呼び出しを行っていた時間を圧縮。流れがすっきりしました。次の課題は、「一問一答」への取り組みです。
 難聴の方がお二人、傍聴席にいらっしゃいました。イヤホーンは2人分用意がありますが、お一人の方が持ち込みの補聴器の方で聞き直そうとされた時、ハウリングが発生。物理的な聴き易さの問題とともに、質問と答弁の流れも、聴き易い形へ、どんどん進化が望まれます。


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2003年06月30日

一人、一人からの議会報告会

 選挙後初めての議会報告会は、校区の皆さんにお約束したとおり、各町内の公民館で1週間かけて行ないました。南栄ふれあいセンター、まどか文庫を含め、11会場で開きました。参加下さった方の合計51名、会場費用合計12,700円は、政務調査費(広報費)として、会場費用にあてますが、この費用対効果をどうみるか。(町内の公民館使用料は3,000から500円までとばらばらです。)
反省点と課題:
(1)PRの方法について
・議会終了直後から、私は地域活動や皆さんの要望に沿った活動が目白押し。昼間は会議や委員会、市の行事などの日程が入るため、ギリギリまで待っての日程調整。加えて、町内の公民館の空いている時間帯をと、最終調整が済んだ直後から、日程一覧表のポステイング開始。雨が多い毎日でしたが、合間を縫って、事務所で
人員を確保しながらの綱渡りもセーフでした。
・今後に生かす点・・・早めに日程をお知らせするためには、会議などが入らない議会直後の「土日」を確定し、一日3回、計6会場に限定することにします。また、町内の回覧で、報告会日程をお知らせすることもお願いしてみるつもりです。
(2)議会報告会へ足を運んでいただくためには。
・「一度議会傍聴をすれば、次もまたとつながる。」「一度議会報告会に参加すれば、次は何時と気になる。」と、参加された方々はおっしゃいます。そこまでの一歩が始まるには、何が必要なのでしょうか。「動員」による選挙が当たり前の時代が長く続きました。今、その流れが変わりつつあります。が、無党派層=無関心層では、いっそう事態は悪化します。ここで、「市民政府」への動きが生まれない限り、民主主義の危機!と考え、私は、お一人、お一人との出会いを大切に考えています。
(3)皆さんから私へ届けていただいたメッセージより
・校区市民館を児童館のように使えないか/傍聴に中高生をもっと!政治への関心を若い頃から持つ機会をふやすべき/高師緑地公園のホームレスの問題を議会で取り上げて欲しい/市民病院の借金は今、幾らですか/もっと皆さん、気軽にこうした会にでたらいいのに。私はポストに入っていた案内を見てきました/「て〜ぶる」など、届けてもらい、いつも熱いものが伝わってくるのを感じていた。今夜だけ、時間がとれたので来ました/質問時間が短くなった議会を傍聴して、早口な議員さんが増えたと思った/1年生議員は質問しないことになっていると聞いたけれど本当ですか?/議会報告会は直接のメリットがないから、また市政への関心が低いから難しいね/その他、子育て、介護保険、住基ネット、ごみの問題から、戦争体験・・とさまざまな話題にも発展。焼却炉裁判での弁護士費用市費負担については、説明しても、なかなかすっきりしない点が皆さんに残ったようです。
・どの話題も議会と密接につながっていることがわかります。こうして6月議会の報告を通して、整理できた問題点を中心に「て〜ぶる10号」を編集します。


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2003年06月11日

3日間、17名の一般質問終わる。

 「質問をすること」は、議員を送り出した市民の皆さんが一番大切にしていること。その機会を十分に生かせないことは、市民の皆さんとの約束を果たせないこと。私は今回、時間制限のなかで、質問項目を減らし、なおかつ、2問目の答弁を受けたままの段階で質問を打ち切りました。「私の質問は終わっていない」ことを、市民の皆さんに伝え、当局へ「第3問」を届ける必要があります。焼却炉のスラグの問題、残土について、詳しく聞きたいと、南栄ふれあいセンターへの留守電が2本、市民の方からありました。
 「質問項目を減らしたら」と、言われますが、年に4回の議会。山積する課題。一度に満足な答がでることはありませんから、回数を重ねることも必要です。8年間、積み重ねてきた課題が、少しずつ、確実に前進してきていることが分かります。毎回取り組みながら、新鮮な情報をもとに議論することも心がけてきました。
 議会改革は「一般質問に対する議員の取組み」からと考えますと、40名の議員のうち、半数に満たない17名の登壇がひとつの事実です。「市議会」のなかで、今私が一番注目しているのは、佐賀市議会です。また時間のあるときに、お話しましょうね。明日は福祉教育委員会。質疑の準備をしますので、これにて。


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2003年06月09日

傍聴感謝。「60分の一般質問」終了。

 定例会は年4回のみ。一般質問のチャンスを逃すなんて考えられない。この6月議会では、質問時間が60分を目途とすることになり、私は、はじめ7項目あった質問を、3項目に絞り込んで6月4日に提出、本日登壇。
1.学校図書館司書6名配置初年度の課題
2.住基ネット&カード8月本格稼動の問題点
3.環境白書のキーワード「地域環境力」と産廃問題
 それにしても質問時間が90分から「60分を目途」となったことは大打撃だった。今までは少なくとも1時間かけて存分に議論し、再々質問以降を残りの30分以内に納めることができた。それでも時間不足の時もあったほど。今日はまず再質問の答弁までを60分に納めれるようにと時間配分した。答弁が時間切れとならないことを願い続けた。議場では当然議論を深める時間がとれないので、事前に何度も担当部局の職員の皆さんと詰め合わせをした。質問提出から4日で質問日を迎えることになったので、土日も返上。質問当日の朝まで調整は続いた。

 この「質問時間60分目途」を初めて経験して考えたこと。
(1)一問一答方式で進めることを提案する契機となった。
(2)質問提出日を1週間早めることを提案する。本会議(質問日の初日)までの時間が、現在は土日をはさんで4日しかないため、質問と答弁の調整時間が足りない。
(3)質問時間「60分目途」を、90分以内までを含めるものとすることで、弾力的な質問時間を生み出すことになることが確認できた。
(4)議会運営は、活発な議論が第一。「時間」は、だれもが納得できる範囲に納めれることで、調整がつくはず。今まで支障があったことはないはず。
(5)「議員平等の原則」に沿って、40人の議員がすべて質問することを前提に提案をした最大会派等は、今度はドント方式へと進める考え(*)である。このままでは、ただ単に「議場での全体の質問時間が縮小する」ことが進み、これでもって「議会改革」とする根拠をもっと議論しなくてはならない。
(6)発言時間を会派人数で割り当てたり、会派内で流用すること(*)は、議会は議員で成り立つ原則を外れることになる。この8年間をみても、何度も会派の入れ替わりをしている「最大会派」。「会派の議員数」を盾に、議会運営を提案しても、納得できない。
(7)質問時間制限等の影響を一番に受けるのは、一人会派の私であることがはっきりした。こうした問題を話し合う議会運営委員会で、私は「委員外議員」の立場でしか発言が許されていないことも、「会派」の問題として看過できない。

 質問時間が90分から60分に減少しても、質問者が急増したわけでない。むしろ議会開会時間が減少したことで、議会が沈滞化、後退している一面がある。最大会派の質問者が増えれば、議会の活発化が進むことは間違いない。質問時間をもっと減少しないと、質問者は増えない?40人の豊橋市議会で、現在の質問日は2日。予備日を加えて3日のみである。質問者が増えれば、3日に納めようとするのではなく、質問日を増やせばいいだけのことです。こんなに明解なことが進まないで、どうして議会改革なのでしょうか。


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2003年05月06日

日ごとに緑が濃くなってきました。(議員総会)

 今日は10時から議員総会が開かれ、市長はじめ部長、次長の皆さんと、新議員40名の自己紹介がありました。挨拶、お辞儀の仕方、間の取り方まで、それぞれ。最大会派の清志会が40名議員中、21名を占めてしまったことで、早くも議会の不活発化が市民の皆さんから指摘されています。一会派が過半数を占めることで、結論ありきの議会とならねばよいがと願います。議論というプロセスを大切にするならば、会派の組み方から問題になるはずです。今回の選挙で、私は、選挙のあり方が議員を決め、議会を決めることを感じ、市民の皆さんに市民選挙の大切さを伝えてきました。その危惧が早くも現れたということです。
 市民の皆さんは選挙の次は「議会傍聴」ツアーと、楽しみにしています。議会の様子を自分の目で確かめることが大切と、まず行動をとの考えです。市民派議員として、私が取り組むことは、今まで以上に、議会での議論を活発に行うこと、議会の様子を伝えること、そして、問題点を明確にして、とよはし市民会議の考えもはっきり述べることです。新聞折込の「て〜ぶる」は、今後も継続します。 
 とよはし市民会議は一人会派のため、会派代表者会議の世話人にも該当しません。議会運営委員会の委員を送るためには、一会派3人以上の議員が必要です。豊橋市たった一人の市民派議員として、責任の重さを日ごとに感じます。生き活きまつづくりは、皆さんと共に進めることが前提です。メールでのご意見、お待ちしています。のりこのメールアドレス:watanabe@toyohashi-noriko.net


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2003年04月16日

雨の中の3月議会報告会

 3月議会は27日に終了。3月議会報告の「て〜ぶる9号」を4月7日に発行。4月9日から4日間、栄校区10町の公民館で議会報告会を開きました。一日おきに雨が降りましたが、それぞれの会場へ足を運んでくださった皆さんと、わきあいあいの雰囲気の中で、話しが弾みました。
 焼却炉、介護保険、子育て、産廃、学校問題と幅広い課題のなかに、高師緑地のホームレスの方々の問題、道路の問題なども含まれました。259号線福岡保育園西の陸橋撤去は歓迎するけれども、ライン変更により、高師駅から渋滞が続くようになったこと、車の流れが生活道路への進入を許し、国道外での事故増加の恐れなどを指摘する声も多くでました。
 議会傍聴や議会報告会を通して、議会がとても身近になったと、喜んでくださる声も多く届きました。視察報告や市の資料を増刷して希望の方に届けていますが、自ら手を伸ばして受け取って下さり、嬉しいことです。
 それにしても、市の広報をもっと幅広く届ける仕組みも考えなければなりません。学生や老健に入院されている方が、市の情報を欲しいと言われます。広報の配布についても、今後弾力的に考える必要があります。
 政治がすべてを解決するのではありませんが、生活に直結していることを多くの市民の皆さんが気付き、言うべきことを言うようにもなってきました。議員の役割は発言にあります。そのために、率先して今の時代の問題にも声を出していきます。


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2003年03月12日

傍聴感謝。予算委員会が始まりました。

 昨日の一般質問には、皆様の傍聴をいただき、ありがとうございました。いつもの常連の方々に加え、「田原のりこネット」の皆さんも応援に駆けつけてくださいました。質問のあと、市役所地下の食堂でお昼をご一緒しながら話題は議会のことばかり。「やはりのりこさんが言ってた一問一答(*)の形の方が聞きやすいと思った」「答弁がはっきりしないのに、ストレスたまりませんか?」「傍聴していた人が、<一人30分なのに、3倍もやるのか>と言ってたけど、今日は時間制限あったの?」など、このところ発言時間を巡って関心が高いことが分かります。20代の青年の傍聴もあり、開かれた議会へと、少しずつ進んでいることをうれしく思います。
 いつもの議会質問ほど準備に時間をかけたり、集中できなかったことを「時節柄」とはいえ、残念に思います。でも今回の一般質問は、ひとつだけ自分なりに納得できることがありました。それは不十分ではありましたが、市民の皆さんの声を伝えていると実感できたことです。
 質問台へ資料やメモをいっぱい持ち込み、時計をみながら、質問を組み立て直しては進めるいつものやり方も変えてみました。以前「傍聴していても分かりにくい」という指摘を受けたことがあったからです。独りよがりの質問タイムにならぬよう試みましたが、準備段階で全体を構成する時間が不足したことも重なり、話し足りなかったことへの後悔が残りました。
 今日から予算特別委員会が始まりました。いよいよ平成15年度の具体的な予算が明らかになります。一年中の議会で、一番のハイライト。3月いっぱい、毎日予算委員会が開かれています。市役所へお出掛けの折は、ぜひ7階まで足を延ばしてください。私は例年のごとく、連日連夜、質問と準備に明け暮れます。
 「3月議会は体力が勝負!」と、地下一階から7階の委員会室目指して階段を上っていたとき、3階で一緒になった初老の女性は、「13階まで歩きます。」とスタスタ。タバコの煙道となっていた階段も、このごろは快適です。
 (*)全国市議会旬報(H15.3.5)によれば、一般質問や代表質問に「一問一答制」を採用しているのは87市(12.5%)。質問回数を制限しているのは520市(74.6%)。質問形式で「市長部局と対面方式」を採用しているのは343市(49.2%). (豊橋市では第一質問は議員と傍聴席に向かって、第2問目以降は、市長部局と対面方式で、3回までと制限あり。)


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2003年03月07日

一般質問始まる。初日は5会派の代表質問

 改選前の議会。初日の質問に立ったのは、5つの会派の代表。60分前後を目途に、新年度予算を中心に繰り広げられた。質問時間を議論してきた直後の議会のため、メリハリは?内容は?流れは?・・・と、関心が高い。
 会派の末席の、とよはし市民会議の歴史は8年めとなるが、一人会派のため、今は一人前会派の扱いは受けない。以前には「会派に準ずる」という、取り計らいがあり、最後の会派のあと、質問に登壇したのだが。
 残る一般質問は10名。それぞれがくじを引いて順番を決めた。二日間の日程。私は11日の午前11時ごろから質問を始めます。4日に質問項目を提出してから、この3日間、時間をかき寄せながら、担当部局と話し合いを重ねてきました。お互いに意見交換をし、理解を深め、豊橋市にとって、一番いい形を導き出す。問題点を洗い出す。もっとも力が入るときです。
 明日と明後日の二日間かけて、これらの議論の流れを作ります。自分だけの時間がたっぷりと必要な時ゆえ、事務所では、ブラインド下ろして、パソコンに向います。議会が終了するまで、みなさまのお話しをゆっくりと伺うことができませんが、宜しくお願いいたします。


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2003年03月04日

2003年3月議会  一般質問項目

のりこの一般質問日は3月11日(火)午前11時ごろから。是非傍聴におでかけください。なお、「のりこ議会だより」29号を発行しました。ご希望の方にお届けします。

 のりこの質問項目は以下のとおりです。
                    2003年3月4日提出

      2003年3月議会  一般質問項目                          渡辺則子
1.新年度の市長の所信と予算大綱に関して
 市長の政治姿勢の基本を「笑顔があふれ、道理が通るまちづくり」に置き、新年度の予算を「安心まちづくり協働型」と呼ばれましたが、その実現に向け、新年度どのように取り組まれるのか、以下伺います。 
(1)市政運営7年間、市長は市民との「協働」に取り組まれ、公募制の導入を積極的に進められましたが、官民の間にある課題について伺います。
(2)まちづくりは、庁内づくりからと考え、「笑顔があふれ、道理が通る庁内」へと、どのように改編されるお考えか伺います。
(3)市民との協働には時間がかかる上に、縦割り行政や人事異動等によって生まれる諸課題とどのように歩調をそろえていくお考えか伺います。

2.豊橋の未来を託す「こども」のための施策について
 新しい時代を切り拓くことのできる自立心と創造性に富んだ、たくましい人に成長してほしいとの願いを述べられていますが、以下具体的な課題で実現への道筋を伺います。
(1)「子ども読書推進法」豊橋プランの策定計画について
(2)こども関連施設整備には「こども施設準備室」を作って、総合相談窓口を開設し、まずソフト面での整備の検討を始めることを提案します。

3.新焼却炉と産廃をめぐる諸課題について
 (1) 新焼却炉導入に関して浮上した三井造船の口銭問題は、本市の契約履行に関して、今後どのような影響があると考えますか。
(2) 新焼却炉稼動一年が終わろうとしている今、ごみ処理施設としての、ガス化溶融炉の課題をどのようにとらえていますか。契約項目の履行についてはどのような展開があり、2年度の課題は何か伺います。
(3) 中核市となり産廃問題は、住民意識の高まりと情報公開で流れが変わり始めていますが、依然として問題解決への道が険しい中、根本的な問題はどこにあると考えますか。

以上です。


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2003年02月24日

開かれた議会の危機

今日も豊橋市議会の議会運営委員会では、議会改革のひとつとして、「一般質問」の時間を現行90分までを、40分にという、清志会の案をたたき台に話し合われた。
 「長々と意見を述べるのが質問ではない。」ならば、当然議長が議事進行上、整理するはず。今まで質問者の多くが30分から60分で終わっていたが、早く済ますようせかされたのではない。今のままで困ることは全くない。
 議員平等の原則で、すぺての議員に発言の機会を!には、当然のことであり、大賛成。今、それが損なわれているとは思えない。質問予定の3日を越えないように議会運営に協力(?)して、質問をセーブしている議員が最大会派にいるとしたら一大事。質問は議員の仕事の大事な部分。解決策として、質問日をふやす検討に入ることです。そんな事態にもなっていないのに、なぜ今、質問時間を減らすの?なぜ今、一気にことを進めようとしているの?登庁議員が少ない時に、なぜ急ぐのか。今日の議運で、委員外議員として私が発言した内容は以下のとおりです。
*************************
2003年2月24日
議会運営委員会

議題:発言時間について

渡辺則子(とよはし市民会議)

1.現状に関する認識
(1) 一人当たり、及びその総計としての3日間の日程上で、時間制限の必要はない。
(2) 会派内における整理などの問題は、会派に属することである。
(3) 現状の質問形式を検討しないで、時間の問題だけを持ち込むことは議会の活性化にならない。

2.豊橋市議会の活性化の観点から、質問時間の問題と平行して取り組むべき課題
(1) 一問一答方式について
(2) 時間内での質問回数3回を撤廃すること
(3) 本会議における議案質疑を取り入れること

3.3月議会に対する考え方
提案された側が提案に沿った形で実際に質問することと、従来の形で質問することを試みるなかで、具体的な問題点を次期の議会運営委員会の議会改革の課題とする。

以上です。


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2003年02月17日

質問時間が90分から40分に!

 今、なぜ・・・? 本会議の質問時間の割り振りを、会派を盾に導入しようとする提案が、本日の議会運営委員会で、再度話し合われた。私は初めから傍聴していたが、肝心な議論は、委員会の外で行われ、聞き取ることはできなかった。委員外発言の機会を得て、意見を述べ、文書を提出したが、それがどのように扱われたかも、知る由がなかった。
 本会議の質問日の3日間を、40名の議員に、均等配分すると、一人30分。4日間と考えると、一人40分となる案が出されたのだ。(最終案として、4日分を3日間に押し込める計画で、10時から5時までの会議時間の開始と閉会時間をずらすことで対応するとのこと。)
 質問とは?議会の活性化とは?議員の発言とは?これらについて、存分な議論をするのでもない。傍聴議員が数名の議運で、議会の危機が刻々と進む。これは議会自らが議論を放棄するもの。議員の存在を自ら否定するものと、私には映る。
 以下、私の提出した文書を掲載します。
 
2003年3月17日

議会運営委員会 
議題:発言時間について

とよはし市民会議  渡辺則子

1.「議員発言」「議員平等の原則」についてとよはし市民会議は以下の観点にたって考えます。
(1)議員にとって、発言は最も基本的な権限であり、議会においては、自由でなければならない。これに対する制限は、最小限に止めなければならないとの観点。
(2) 議会の構成員として、議員は平等であることは、法規以前の当然の原理とされており、経験、性別、年齢、門地、社会的地位等にかかわりなく、議会の一員として対等、法律上その間に差別はないとの観点。
(3) 公の場における発言であることや、会議の秩序の保持、能率的な会議の進行等の必要からの制限や原則が存在すること。

2.質問時間を「会派」との関連において提案された議題に対して、以下問題点を指摘します。
(1)議員個人に属し、議員の責任において行われる一般質問において、流動性のある「会派」に対する外的な制限は、議員平等、発言の自由に反するものである。
(会派内部において、質問議員数、時間、内容等の調整が行われることは、会派に属す内容で、この限りではないと考える。)

3. 質問時間の現状について、以下の点を確認する。
(1)本会議での質問日は、予備日を含めて3日とされているが、今日までの状況をみる限り、質問議員の時間割り振りについて改変の必要が認められる事態には至っていない。
(2) 議場における議員発言については、議長の議事整理権の範疇に属しており、問題となる点は存在していない。    

4.豊橋市議会の活性化のための課題について以下提案する。
(1) すべての議員の質問時間を予め確保する必要を考えるならば、まず全体の質問日の検討が必要である。質問日数先にありきで話を進めることは、本末転倒であり、開かれた議会としてのあり方に反するものである。
(2) 質問日の拡大として、予備日を含め4日の検討を進めることが次なる課題と考える。

以上の諸点から、とよはし市民会議は、今回清志会から提案された質問時間を会 派との関連で考えることに反対いたします。    (以上です。)

次回の議運は2月24日。再度とよはし市民会議の意見をまとめる予定です。


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2003年01月31日

議運:一般質問の時間・三井造船「問題」調査特別委員会

 傍聴席には椅子が追加されていたが、今日の議運の傍聴は、議員、市民ともに数名。先回、清志会から質問時間を一人30分とし、会派の人数分だけ時間枠を確保する提案があった。今日はそれに対して、各会派がそれぞれの意見を述べることになっていた。とよはし市民会議も委員外委員として発言の機会を求め、以下述べました。
 「とよはし市民会議の考え」
質問時間については「現状維持」の考え(原則一人90分)であること。
理由
@議会の活性化が大いに求められているとき、豊橋市議会の質問時間等の現状は、十分にその要請にこたえるだけの体制であること。
A豊橋市議会の本会議における昨今の現状からみて、質問時間の持ち時間を変更するための逼迫した必要性が存在しないこと。
 [のりこのコメント]
 各会派が意見を述べたあと、あっさりこの問題は先送りとなった。来る3月議会までには方向が決まりそうにない。改選を機に、またまた多数派会派がこの時代に逆行する流れを一気に進めたいための道ならし?少数会派、一人会派のピンチ!といっても、この4年の任期の間でも、何度も改編された会派がある。この実態から、「会派」の屋台は決して安定していないことが分かる。
 今後も何かにつけ多数会派の提案が通ることになれば、議会は滞る。活性化とは程遠くなる。本来、議員は会派で選出されているのではない。会派制のメリットとは?質問のあり方とは?議会の活性化とは・・など、議論したいことは山とある。

 <新焼却炉導入問題調査特別委員会設置決まる。>
 NHK報道に端を発した三井造船報道について、市議会で特別委員会設置内容と方向、構成議員が決まった。臨時議会は2月10日午前10時から8階議場にて開かれ、特別委員会設置が決まる。委員構成は11名。(清志会)5名、まちフォーラム2名、自民豊橋1名、公明党2名、共産党1名。とよはし市民会議は0名。調査の目的は、新焼却炉導入をめぐる三井造船の受注工作問題についての調査。
 [のりこのコメント]
 三井造船の「疑惑」は「問題」に変わろうとも、依然として「事実」は存在し、晴れていないと、市民は誰しも思っている。そうした疑惑つきの会社の炉を導入した問題は、今に始まったことではない。会社の信頼性については、議会議論の中で問い続けてきた。今後豊橋市と三井造船の間で、ごみ処理を巡ってトラブルが発生したとき、誠実に対処する企業なのか。市民はしっかりとことの行く末を見つめている。1億6千万円の行方もさることながら、発覚したこの事実を逆担保に、私たちはこれからのごみ処理実態を検証しなければならない。特別委員会設置が議会の幕引きとならないためにも!


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2003年01月24日

議運傍聴:三井造船問題(2)議会改革

(1)NHK報道に端を発し、いくら三井造船側から疑惑なしとの回答が寄せられても一向に晴れぬ豊橋炉周辺の霧。本日の議運で特別委員会設置の方向で決着。2月の臨時議会でこの委員会の委員などを決め、それから本格的な取り組みが始まる。委員会は3月議会と重なり、4月改選にもつながっていく。どこまで、何が明らかにされるのか。議会の役割が今ほど注目されているときはない。
 (2)その開かれた、議論の場である議会の一般質問の時間制限の提案が最大会派の清志会からあった。現在一人90分認められている質問時間を、30分にする計画は、議会改革とどうつながるのか。活発な議会、議論の深化、議事内容の情報公開がさらに進むことが求められているこの時に。
 まさに傍聴する市民にとって、情報を得る機会が制限される危機!議論し尽くして、多数決で決めるならばある程度納得がいくが、初めから「数ありき」となるのでは、議論すら存在しなくなることが危惧される。
 「会派」とは何か。改めて問う時がきた。最大会派が半数を占める議会の運営は慎重の上に、十分な議論なしには、「開かれた議会」とは言えない。31日の議運では、とよはし市民会議も委員外発言の機会を求める考えである。


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2002年12月27日

〜12月27日を「議会仕事初め」の日に〜

 本日の「全員協議会」で発表するとよはし市民会議の原稿を書く時間を捻出するのは至難の技であった。が、この秋から焼却炉導入を巡る3部作「豊橋530物語」を準備していたことで、私のパソコンの周辺が「ごみ」で埋まっていたのは幸いだった。5年前の書類を読み返す。今回報道された内容の一部は、今までにも存分噂され、議論されたこと。実在する人物の証言の生々しさは、三井造船と関わった関係者を震撼させたはず。よくぞ国税当局が3億6千万円を指摘された!今までの霧が突如として晴れ、4、5年前からの噂に一層真実性が増した。豊橋の焼却炉に泥を塗りつけた三井造船のホームページでは、「順調に稼動中であることから各方面より高い評価を得つつあります」と豊橋炉が紹介されている。
 後発メーカーで、大型炉の建設経験がない三井造船がなぜ八女に続き、豊橋で受注できたのか。また、実績のない炉であるにもかかわらず、市長は「安心」を繰り返したのか。プラント製作部門より営業活動の実績作りが熾烈をきわめていたことは、当時から聞こえていた。メーカーでは、営業優先で進んでいたのはなぜか。それは平成14年、つまり本年の12月のダイオキシン規制にある。その日を目指して、全国で大型炉の新設ラッシュとなったことで、空前の受注競争があった。
 全員協議会では市長から何ら新しい事実は出ず。追求する場でも、質疑応答の場でもない全協では、これ以上の進展はない。ガス抜きのためとの声も聞かれた。当初、百条委員会・臨時議会を求めていると報道された会派からは、その声は上がらなかった。
 意見発表は一会派10分以内。とよはし市民会議は、情報公開と市長の説明責任、三井造船との新たな関係の3点についてを発表した。司会の鈴木雅博議長から2度注意が入った。理由は、発言内容を「三井造船の真相究明に関すること」から外れているからと。先行した5会派の発言の中には?と思うものがあっても注意はなかった。
 今回の報道を通して明らかになった「事実」を、本市の炉の導入のプロセスの問題とどうつなげ、そこから何を引き出すのか。4年前に逃げたネズミを追う?チーズはいつものところにあって、どこにも行っていない。猫は大きな鈴をつけ、動けばネズミが寄ってくる世界で・・・。
 会議は午後だったので午前中いっぱい、原稿を書きと最新情報のネットサーフィング。そして見つけた山梨県主催のエコパーク研究会去る9月13日開催会議録。(http://www.pref.yamanashi.jp/rinkan/eco/index.html)八女のビデオが流され、ガス化溶融炉の最新情報が全国清掃都市会議栗原技術部長から解説。三井造船と最初に技術開発した時の元横浜市建設課長。<この会議録では、座長の発言が14回と多いのに、27名の委員の中、発言したのは8委員で、計16回と少ないのが気になるが・・> 栗原さんによれば、今は「実用プラント」の実証段階であるため、ガス化溶融炉の安全・安定運転の実績がでるのは、これからまだ5年後ぐらい先とのこと。
 契約にさえこぎつければ! 建設してしまえば!何が起きても、市長が最終判断。議決がいるなら、多数決は、最大会派の意向で・・・と、どこまで行っても、プロセスより結果からものごとが始まる。こうしたなかにあっても議会が活性化しているなら、最大会派以外の議員群の発言と傍聴の市民の皆さんの力だ。
 今日傍聴された多くの市民の皆さんの中で、ふたりの女性と話した。「炉の問題の決着を見届けに来ました。」「ダム問題でも然り。上下流でお互いに頑張りましょう!」と、着実に市民活動を継続してこられた皆さんからエールをいただき、私は新たな出発の日として心に刻むことにした。この8年に渡る議会活動の中心となってきた「焼却炉問題」。明日からまた、新たな課題を掲げて取り組みます。プロセスが大切にされるために。そこにこそ市民協働が生まれるとの信念から。   

 *とよはし市民会議の本日の発表原稿もご覧ください。
 **「豊橋530物語」No.1('96〜'98)
    豊橋・三井造船ガス化溶融炉
     〜形式決定から契約まで〜
      増刷しました。
   ご希望の方、ご連絡ください。


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2002年12月18日

一人会派の情報収集続く:三井造船事件

 朝、8時半市役所へ。介護保険課で市民の相談に同行。9時からは、三井造船の件で各派代表者会議があるので、7階で待機。一人会派の私は今回も蚊帳の外。市民の皆さんにこれでは情報を伝えることができない。会議の結果を聞く。「百条委員会設置、臨時議会開催」については、各派に持ち帰りになった。次回25日の各派まで結論はお預けとなる。事態の推移をみることか。
 7階の廊下を歩く。激震が通った後。空気が重い。私は控え室で市長への「要望書」を作成する。市長の在庁ランプが消えている。今はまだ出せないなと思いつつ。
 午後、市長から各会派代表に説明があるとの知らせを廊下ですれ違った議員から
聞く。議長応接間へ駆けつけるが、すでに始まっていた。勿論入れない。ドアの外で待つうち、報告を終えて退室する市長に直接「要望書」を手渡すことができた。
 市長と入れ代わりに、三井造船の3人が入室。このタイミングを捉え、議長に入室を求めたが、「各派代表者会議である」と拒否され、「各派代表の皆さんにお諮りします」とはならなかった。
 非常事態で、私も体当たりしか術なし。ドアの前で待機する。一般質問の時間は一人90分と平等で、豊橋市議会は開かれた議会だが、こと「聞く」段になると、途端に「一人会派」のブラインドが降りてくる。6階の市政記者クラブ室へ移動。3名の議員とともに、市政記者クラブで行われる三井造船へのインタビューを待つ。
 記者会見を傍聴して、三井造船側の釈明ポイント3っつを確認。「3億円余の扱いは、国税当局との見解の相違」「今度のことで豊橋には影響がない」「代理店についてはこれから調査する」など、おおいに的はずれの答弁が繰り返された。答弁通りならば、なぜこれほどの騒ぎになるのか大いに疑問が残る。代理店の情報がほとんど語られないことからも疑惑が拡大。
 やはりそうだったのか! 心配していたことが次々に明るみに出されてくる。議会答弁でいつも「三井造船を信頼する」と繰り返していた市長は、今回、裏切られたのだから、徹底して真相を追求する必要がある。「分かりました。」と、簡単に引き下がってもらっては困る!本当にこの3億円余が豊橋の支払い分に含まれていないのか。豊橋で三井造船はむしろ損をしたのだと、口移しに言うことではない。
 夜。NHKTV「クローズアップ現代」を見る。豊橋炉が全国発信された。環境でなく「金」で。生々しい映像が続く中で、私はこの5ヵ年の早川市政を振り返った。


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2002年12月11日

平成13年一般会計決算審査終了

 昨日、今日と、2日間続いた決算審査が午後6時過ぎに終了。12月議会はあと一日、16日の午後、本会議を残すのみとなりました。去年の3月の予算委員会で審査した平成13年度一般会計の決算審査のため、つながりの中で数字を追うことができました。それにしても2週間の短期決戦型の12月議会。時間切れの毎日でした。このまま終わってしまっていいのだろうかと、やり残したこと、煮え切らなかった議論が心に残り、次第に重さを増してくる。
 私にとってこの12月議会の最大の課題は、焼却炉と公共最終処分場をめぐる、ごみの行方でした。平成10年から4年間、継続事業であったガス化溶融炉の総事業費は、平成13年度決算で18,183,038,856円。実機運転初年度である、平成14年度の稼動状況(ごみ処理、スラグ、脱塩残渣、発電、ダイオキシン)と費用(処理・メンテナンス)を明らかにし、これからのごみ処理施設・最終処分場のあり方を考える時です。
 議会中でも、「まち」の問題は待ったなし。南栄駅をはさむ国道259号線の「交通安全対策」で、県土木事務所から、車線、ゼブラゾーンの線引き問題が提案され、地元の皆さんの声は大きくなる一途。誰もが気ぜわしくなる年末、疑問の声がどのようにしてまちづくりへと生かされるのか、しっかり見守らなくては。
 南栄の事務所では、折り紙細工のかわいいクリスマスツリーが飾ってあります。今月の子どもゆめ基金活動「ぶっか〜」は絵本やお話しを楽しんだあと、手作りは、紙ツリー、チェルノブイリの子どもたちへのクリスマスカードです。

  14日:小沢校区市民館 10:00〜 
  21日:交通児童館   10:00〜


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2002年12月01日

平成14年12月 定例会

1. 14請願第4号「東海地震にかかわる浜岡原発の安全確保に関する意見書の提出を求める請願について」採択の立場から
2. 14請願第11号「国民の主食・米を守り、国民に安定供給を図る米政策の実現を求め、国に対し意見書提出を求める請願について」趣旨採択の立場から


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