2月15日(火)
午後1時より環境経済委員会を傍聴したあと、二川方面に出かけた際、「小柴記念賞受賞作品展」開催中の視聴覚教育センターへ立ち寄りました。生徒の皆さんの作品に触れ、豊橋市の環境基本計画策定に、こうした子どもたちの感性や意欲が生かされてこそ「10年計画」になると思いました。次期計画策定には、是非とも「子ども委員」が委嘱されることを提案します。(改めてこの作品展についてはご紹介したいと思います。作品展は2月20日まで、豊橋市視聴覚教育センターにて。)
本日の委員会では「第2次豊橋市環境基本計画(素案)」と「豊橋市廃棄物総合計画(素案)」について説明がありました。すでに12月議会において同計画の中間報告に対する質疑を委員外議員として行っていましたので、傍聴の前に二つの資料に目を通してから委員会に臨みました。
「素案」では写真などを含め、ほぼ完成した形で提案されています。
<第2次豊橋市環境基本計画(素案)>全69頁
■基本理念は「地球の未来 ここから始めよう」と、行動指針そのものを示すと意気込んでのスタートです。まず、行動ありき!待ったなし!
■環境像は「未来へつなぐ 豊かな心と自然が織りなすハーモニー」と、言葉のイメージを追うにはここちよいのですが、共有するにはつかみにくい姿です。が、「共生」と「継承」で「本市の環境」がまとめられている点から、考えることは多くあります。豊橋市は豊かな自然に恵まれ、とても住みよいまちです。感謝とともに、先人の教えをさらに伝えることを、今こそ総力を挙げて行うべきと考えます。
■33頁:基本理念U−4農地の保全
*「『地産地消の推進』において学校給食等への導入を進める」にはおおいに期待します。
*環境保全型農業実践農家の割合(H21年度末)18.2%⇒20%(H32年度目標)は、早期達成を、そしてさらなる飛躍をと願います。
<豊橋市廃棄物総合計画(素案)>全130頁
■11頁:平成32年(10年後)の人口見通し・・・372,000人(高齢化も進みます!)
■15頁:ごみ減量目標・・・家庭系および事業系ごみを10%減量して147,400t/年
(とありますが、私はこの目標はもっと早い段階で達成するのではないかと思います。そのためには事業系ごみのリサイクル率を上げること、そして家庭生ごみ堆肥化の促進が必要です。)
■20頁:「経済的手法の導入」・・・レジ袋の有料化による削減策、家庭収集ごみの指定ごみ袋制度や有料化、大きなごみの戸別有料収集、資源化センターへの自己搬入ごみの費用負担のあり方検討、事業系廃棄物の手数料の適正化などが検討項目に上がっています。市民の皆さんの関心を引く内容ばかりです。これをきっかけに、「減量意識高揚」と「十分な議論」を期待しています。
■21頁:「生ごみ減量推進」・・・「生ごみ処理機によって処理された残渣の活用法やダンボールコンポストなど、その他の生ごみ処理方法についてもPRを行う」と明記されました。とよはし市民会議が長年にわたり、生ごみ処理の取組みを実践しつつ、提案を重ねてきましたが、これにより、次ぎのステップへと進むことになります。
■29頁:基本施策4「環境負荷の少ない中間処理」3号炉の効率活用・・・延命化策がとられます。
また、「将来的な廃棄物処理施設整備の推進」<新規>が掲げられましたが、3号炉を更新しなくて済むよう減量と整備計画が進むことをおおいに期待しています。