5月19日(月)
先週16日金曜日から東京で、2つの研修を終えて、朝、新潟県に向かいました。
トンネルを出ると、右手に雪山が目に飛び込んできました。すがすがしい気持ちになりました。
新潟で乗り換え新発田(しばた)に到着。午後1時から「新発田市役所」で、中心市街地活性化計画について視察させて頂くことになっています。駅前で出会った方に「市役所まで15分」「がんばって〜」と励まされて出発。駅前大通りを歩く。骨董やさん、店の前の掲示物、銅像などに興味津々、ふらりと立ち寄ったお店で手作りの品が並んでいました。このまちには市民の皆さんが「誇り」にして「知らせたい」と発信されている「身近な歴史に残る人々」が多いことを知りました。
まっすぐ30分も歩き過ぎました!駅に向かって3つ信号を戻り、左に折れると、市役所でした。食堂でお昼。庁内放送で広報の紹介が始まり、「禁煙」に関する具体的な話が続きました。以前上越市視察の際、新潟県の健康施策に関心を持ったことを思い出しました。
視察項目「中心市街地活性化計画 複合施設建設」について
企画政策課新発田駅前複合施設建設室長野崎光晴さんから
当日配布資料9点(視察後送付を受けた資料を含め)をもとに
新発田市の取り組みについてご説明をいただきました。
◆発端は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平成22年2月議会請願(NPO,商店街、町内会)「複合施設に図書館等を」採択。
◆計画はだれが?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中心市街地活性化基本計画プロジェクトチーム(庁内)
7回(平成24年2月〜平成25年2月)
◆議会説明は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平成25年6月3日全協にて「基本計画(案)」「基本方針」説明
◆市民意見は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平成25年6月20日〜7月19日「基本計画(案)」パブリックコメント
延べ506名57件
◆市民参加は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平成25年8月25日〜平成26年1月22日ワークショップ
延べ184名(6回ワークショップ+視察「塩尻市」)
◆基本設計審査会は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平成25年8月〜平成26年1月 (委員12名)6回会議+報告会
◆議会説明は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平成25年9月議会 「基本計画(成案) 基本方針(成案)」
平成25年11月8日 基本設計(案)説明
◆市民意見は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平成25年9月20日〜11月30日 提案箱の設置(16か所)116件
◆学生の意見は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平成25年11月 ふたつの大学で基本設計(案)で意見交換
市内6校高校生1350名にアンケート
◆議会説明は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平成26年1月〜2月 総務常任委員会
基本設計(案)・建設事業費説明・基本設計完了
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■ 新発田市とのご縁の始まり
新潟県立図書館で田原市前図書館長森下芳則さんが講演された際、新発田市でもと、市民の皆さんが講演会を開催(平成25年10月)。その際作成された講演録を入手したことがご縁の始まりでした。
市民の皆さんの熱い思いから学ぶことも多いはずと、ご好意に甘えさえて頂きました。視察後、図書館やお城、日本海の夕日へとご案内頂き、2回の交流会にも参加。有意義な時間となりました。
■ 学んだこと
1.行政情報発信に対して市民参加が進んでいること。
2.市民や学生の意見や提案を聞く機会が十分な時間をかけて行われていること。
3.県や市の仕事を経験されたシルバー市民の皆さんの活動が豊かであること。
4.新発田市中心市街地活性化計画は、国認定を求めない計画であること。
5.新発田市議会2月定例会(平成26年)説明 「しばた議会だより」第111号
当初概算事業費積算22億円
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ワークショップ後42億円
(ピロティ方式採用、労務費資材等高騰、書架、備品等追加など)
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最終的には33億円で基本設計がまとまる。