2015年02月20日

東三河・県子育て支援拠点職員等研修に参加しました。

2月19日(木)午後1時半〜4時半
 カリオン市民センターにて、愛知県主催の講座を仲間の皆さん4人で受講しました。
 この「地域子育て支援拠点職員研修事業」(名古屋のNPO法人「まめっこ」が平成21年度より県から受託)の東三河研修の情報を、今回、私たちは、間接的に、初めて知りました。東三河ではこれまで何回行われたのでしょうか?
 せたがや子育てネットの松田妙子さんによる「子ども・子育て支援新制度における利用者支援事業」の基調講演とグループワークは、最新情報も含む、現段階での切り口が新鮮でした。
          今年4月から始まる新制度への対応は
            実情にどの位合った形で進むのか。
        私たちの一番の関心は地域子育て支援の利用者支援です。
           3中学校校区に1施設の設置計画とされる
             「利用者支援実施施設」とは?
          またそこに配置される利用者支援専門職員とは?
           「子育て支援センター」の機能アップは?
             豊橋市の地域子育て支援の
           必要性と実態はどこまで把握されているのか?
              市役所の中だけで計画が立てられ
          問題が生じたときだけ地域・現場に出向くことでは
              市民と行政の協働は進みません。
                ・・・・・・・・・・・・・・
             >>3時間の研修中、心に残った言葉<<             
             □ そうかっ!「ゲリラ活動30年か」と、
                  改めて私たちの活動を
                振り返るよい機会になりました。
             □ 今回の新制度による事業計画と利用者支援事業が
                    車の両輪として
               地域子育て支援拠点・利用者支援実施施設で
                  従事し、利用する市民が
                 エンパワーメントされること!
                   
                                                   


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2014年06月26日

指定管理者モニタリングの研修に参加しました。

6月26日(木)
 名古屋で一日、研修です。かねてから参加したいと願っていた「指定管理者のモニタリングと評価・事業者選定の実務」講座を受講しました。朝10時からお昼の1時間休憩をはさんで午後5時まで。充実した資料とともに、ぎっしりと詰まった講義。私が疑問に思っていたことに、ちゃんと答えを頂くことができました。四日市市や板橋区の取り組みから学んで、これからの質問に活かします。
 会場は栄のオアシス21に続くビルの6階。会議室とともに公共スペースがありましたが、驚いたことに、そこはまた、オープン喫煙所とガラスドアのみで隣接していました。休憩時間は受動喫煙タイム。問題になっていないのでしょうか?
                 豊橋駅に戻ってすぐ
            豊橋駅と渥美線新豊橋駅の開放型喫煙所2ヶ所から
                  届いた煙の現実。                                        受動喫煙防止対応の遅れ。
               取り組みが遅々としているなか
            大府市では健康条例のなかに未成年の喫煙防止が
                 明記されているとの嬉しい情報。
                 (日本教育新聞 2014年5月26日)
               この記事をヒントに、次なる取り組みを。
                                                              


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2014年05月25日

視察報告:新潟県長岡市「アオーレ長岡」

5月20日(火)
 新発田駅を早めに出発して長岡に向かいました。長岡駅から市役所・アオーレ長岡には、2階から屋根付き廊下をすいすいと進むこと数分。通路は「アオーレで会おうね」と、さりげなくメッセージが掲げられており、私は読みながら、一歩一歩進みました。わくわくしてきました。
 館内案内表示板の前で立ち止まると、すぐに案内係の女性から声がかかりました。1階の総合相談窓口へと案内して頂きながら、今日は生ごみステーションを見て回りたいこと、タクシーの運転手さんに渡す地図が欲しいことを伝えました。
 総合窓口ではすぐに一枚の地図を手に入れることができました。【相談業務は市民サービスの重要な場として、直営で行われています。見事なワンストップ市民サービスを、私も受けることができました。】
 「11時までにアオーレに戻りたい。それまで市内を走って下さい。」と乗り込んだタクシー。この運転手さんがこれまた、ごみ問題に詳しいことにびっくり。段ボールとボール紙の分別、赤と黄色のごみ袋の説明に始まり、生活場面でのごみ関連の話題を切れ目なく丁寧に話して下さいました。ステーションはどこでもにおいもなく、組み立て式のネットケースに生ごみと燃えるごみが、収まっています。その他ごみの収集が行われるステーションもありました。中身が分かるように表に書き込みがあります。収集する方への市民の配慮を感じました。
       <11時〜12時。アオーレ長岡の視察が始まりました。>
 去る3月28日に第2期中心市街地活性化計画の国認定を受けた13市の計画中、一番印象に残ったのが長岡市ホームページでした。「市民との協働によるまちづくり」が掲げられていることに胸が躍りました。今回の私の視察は、大変急な日程の上、滞在時間も限定されていて、議会事務局、市民協働推室の上村建史さんはじめ皆さまには大変お世話になりました。私は「アオーレ行政視察体験」を通して、既成概念の塊である私自身に向かい合うことになったのです。
 
      <当日のメモから、心にしっかり残ったことを記します。>
       参考資料:「アオーレで、会おうれ。―長岡市の挑戦―」
             長岡市編 丸善プラネット
            130頁のこのほんの、どこを開いて読んでも
            必ずまちづくりのヒントに出会います。
           「アオーレで、会おうれ。」に会えてよかった!
         (この本は豊橋市中央図書館で借りることができます。)

・市民を信頼して、市民力への期待が随所に感ずることができる施設です。【人口減に対して、一人一人の力が高まることで、市民力が増幅する。その ためのシンボルとしての、アオーレ長岡であることが納得できました。】
・施設を作ったあと、市民に使ってもらってこそと、市民のための行政が行われていることがよく伝わりました。【市民に開放、使用できるスペースや部屋は、市民活動による場合はすべて無料と徹底しています。】【豊橋市の場合、校区市民館使用料は無料です。】
・中土間(なかどま)の空間と流れる空気と行き交う市民の広がり。【通りからちょいと寄って、照っても降っても、ここで飲食、おしゃべり、読書、打ち合わせなど。なんでもどうぞと、迎え入れられことで、市民の誇りと喜びがまちの新しい空気を生み出していることを目の当たりにしました。イス、テーブル、ベンチと、ゆっくり、ゆったりできる、最高の駅前市民広場!】
・駅前に市役所機能を分散することでまちなかの活性化が生まれるしかけがあります。【市民がたらいまわしに合う?いえいえ、市民が市役所に来た時の用事の流れにもとづき、きちんと部署配置がされているとのことでした。】【直接市民と接する部署、間接部門の配置など、市民目線が徹底しています。】
・議場が一階に!議会の皆様の決断に拍手! 【通りから議場が手に取るように見えます。「アオーレで、会おうれ」12頁には「今後の自治体運営は、少数の公務員と民間の専門家と市民ボランティアと近隣の助け合いを基礎としたものに変わるべきであろう」とあります。その流れを受けてこうした形で提示されている。なんと奧の深い市役所でしょうか。】
・シティプロモーションとは互恵関係で双方の利益の実現と明快です。(同上96頁)【行政視察の積極的受け入れとおもてなし。独自の政策をノウハウや苦労話を含めて丁寧に紹介し観光につなげる。同時に長岡にとって有益な情報を提供してもらう機会とする。】【中土間の巨大スクリーンに豊橋市議会行政視察に対するウエルカムメッセージが!】
・中土間にそのまま続く「公会堂アリーナ」。専用使用されていない時には、子どもたちが自由に遊ぶことができます。【市役所に子どもたちが集う姿が見られるのは長岡市だけでは?卓球台などが準備されています。】【杉間伐材による市松模様は施設のどこからも目に入ります。いつも忘れず市民協働によるまちづくりが進むことを願って。】
・施設案内は掲示物より人の声かけで!
・「市民のために、市民とともに」の観点で取り組まれているまちづくり。【市民交流ホールは午前8時から午後10時の開館。オープンテラスは24時間開放。】
・「前より前へ」と、長岡市の挑戦がつづくまちづくりを視察させて頂き、今、この場に居ることの喜びで私の心はいっぱいになりました。最後に「長岡の花火」をシアターで鑑賞した時、私はまた一歩前へと進むことになりました。「世界のすべての爆弾を花火に変えるまで」に込められた、非核平和都市宣言・長岡市のはるかな心意気を、しっかり受け止めさせて頂きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ■ 新発田市の方からご紹介頂いた大平長岡市議と一緒にランチ。その後まちなかキャンパスのあるビルへと案内頂きました。ここでも市民活動で施設利用の場合は無料です。議員情報を交換した際、「全天候型公園施設 子育ての駅千秋『てくてく』」訪問を強く勧められました。
 そこで長岡視察最後の数十分間を「てくてく」で過ごすことにしました。ここで学んだことを豊橋の子ども・子育て公園づくりに活かせそうです。
     ・・・写真とともに改めて紹介させていただきます。・・・


  


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視察報告「新潟県長岡市:バイオガス発電センター」

5月20日(火)晴れ 午後
 アオーレ長岡からバイオガス発電センターへ移動。午前中にセンター周辺の生ごみステーションを見学済みのため、ちょっと気を許し、タクシーにカメラを置き忘れてしまいました。問い合わせたところ、運転手さんが届けて下さるところとのことでした。「気づかず申し訳なかった」由のご挨拶を受け、私の方こそ恐縮した次第です。今回の視察では、タクシーの運転手さんから長岡のまちと人について学ぶことが重なりました。
 
      昨年から願い続けて実現した「バイオガス発電センター」視察です。
 長岡市環境部は寿町3丁目にありました。ここには施設課、業務課、環境衛生センター内に株式会社長岡バイオキューブ<長岡市生ごみバイオガス発電センター>があります。現場に直結した行政が行われています!
環境部長の茨木さんからご挨拶を頂いた後、主に、施設課長三川さん、業務課長佐藤さん、発電センター現場統括責任者長部さんから説明を受けました。
        私は長岡市の生ごみの分別収集に一番関心をもっています。
          長岡市では生ごみ、燃やすごみ、燃やさないごみは
                 有料です。
          それぞれに「指定袋」があります。
          赤:生ごみだけを入れる。(週2回)
          黄:可燃ごみ(生ごみ/紙おむつ)(週1回)
          黄(紙おむつのみ):生ごみの日(週2回)      
          青:燃やさないごみ(月2回)
 
        びん、缶、ペットボトル、新聞、雑誌、段ボール、古着、有害物、
           プラスティック容器包装材、枝葉、草は  
                 無料です。

      視察項目:■生ごみ分別収集計画の現状と課題
           ■バイオガス発生と発電計画の現状と課題
           ■処理計画総費用の費用対効果の1年目の検証課題
           ■1年間の事業成果への市民の反応
           ■可燃ごみ15,000t/年減量について行政の受け止め
           ■事業所系一般廃棄物処理手数料12,000円/tに対して、
            生ごみ8,000円/tの二本立て料金で発電事業が行われて
            いますが、収集運搬許可業者の受け止めについて

 <以下は当日メモのまとめです。視察項目については改めて写真とともに報告予定。>      
◎バイオガス発電センターの目的は「燃やすごみの減量」と、繰り返し聞きました。
◎ガス発生量や発電量は副次的効果をとして位置づけていること。
◎家庭からの燃やすごみが4割減少したことにより、目的は達成。その効果は、最終処分場の有効利用、焼却施設の統廃合と更新焼却炉の規模縮小とつながっていくことが納得できました。
◎市内における生ごみ堆肥化の状況についての情報はありませんでした。
◎下水汚泥のバイオガス化はすでに取り組まれているとのことです。
◎生ごみ分別についても、「市民の立場に立って柔軟に市として対応」されていること。
◎平成16年から有料化。9年目から生ごみ分別開始。3年間の準備期間。
◎ごみ袋の代金の差で分別へと誘導する可能性を考えていること。
      黄色袋  1.3円/1L  もやすごみ
      赤色袋  1.0円/1L   生ごみ
◎生ごみ資源化の意識向上により、容器包装プラスティックを生ごみから分別して資源化を高める効果あり。◎収集エリア(周辺部が中心部か)によって、燃やすごみと生ごみの排出量が違う。収集運搬許可業者にとっては、収集効率を考える必要がある。      
               ・・・・・・・・・・・・・・・
 豊橋市で昨年11月発表された計画によると、市内全域の台所生ごみを分別収集し、下水汚泥等と混合処理し、メタンガスを発酵させるというものです。
                     目的は?
              市民の生ごみ分別における課題は?
                市民のための施設計画とは?
 
 ここにきて、黒部市の取り組みについて学ぶことを、皆さんから進められるようになりました。下水汚泥と安定的に調達できる事業系食品残渣(コーヒー粕)の混合処理が行われている黒部市を、急な計画ですが、来週月曜日に日帰りで視察させて頂くことになりました。
  「PFI事業による下水道汚泥のバイオマスエネルギー利活用について」の先進事例に学び、改めて豊橋市の課題について整理したいと考えています。


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2014年05月24日

視察報告「新潟県新発田市」

5月19日(月)
 先週16日金曜日から東京で、2つの研修を終えて、朝、新潟県に向かいました。
トンネルを出ると、右手に雪山が目に飛び込んできました。すがすがしい気持ちになりました。
 新潟で乗り換え新発田(しばた)に到着。午後1時から「新発田市役所」で、中心市街地活性化計画について視察させて頂くことになっています。駅前で出会った方に「市役所まで15分」「がんばって〜」と励まされて出発。駅前大通りを歩く。骨董やさん、店の前の掲示物、銅像などに興味津々、ふらりと立ち寄ったお店で手作りの品が並んでいました。このまちには市民の皆さんが「誇り」にして「知らせたい」と発信されている「身近な歴史に残る人々」が多いことを知りました。
 まっすぐ30分も歩き過ぎました!駅に向かって3つ信号を戻り、左に折れると、市役所でした。食堂でお昼。庁内放送で広報の紹介が始まり、「禁煙」に関する具体的な話が続きました。以前上越市視察の際、新潟県の健康施策に関心を持ったことを思い出しました。

          視察項目「中心市街地活性化計画 複合施設建設」について
           企画政策課新発田駅前複合施設建設室長野崎光晴さんから
          当日配布資料9点(視察後送付を受けた資料を含め)をもとに
            新発田市の取り組みについてご説明をいただきました。
新発田市の取り組みについてご説明をいただきました

◆発端は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  平成22年2月議会請願(NPO,商店街、町内会)「複合施設に図書館等を」採択。
◆計画はだれが?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  中心市街地活性化基本計画プロジェクトチーム(庁内)
  7回(平成24年2月〜平成25年2月)
◆議会説明は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  平成25年6月3日全協にて「基本計画(案)」「基本方針」説明
◆市民意見は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  平成25年6月20日〜7月19日「基本計画(案)」パブリックコメント
    延べ506名57件
◆市民参加は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  平成25年8月25日〜平成26年1月22日ワークショップ
    延べ184名(6回ワークショップ+視察「塩尻市」)
◆基本設計審査会は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  平成25年8月〜平成26年1月 (委員12名)6回会議+報告会
◆議会説明は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  平成25年9月議会 「基本計画(成案) 基本方針(成案)」
  平成25年11月8日 基本設計(案)説明
◆市民意見は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  平成25年9月20日〜11月30日  提案箱の設置(16か所)116件
◆学生の意見は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  平成25年11月 ふたつの大学で基本設計(案)で意見交換
    市内6校高校生1350名にアンケート
◆議会説明は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  平成26年1月〜2月 総務常任委員会
    基本設計(案)・建設事業費説明・基本設計完了
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■ 新発田市とのご縁の始まり
 新潟県立図書館で田原市前図書館長森下芳則さんが講演された際、新発田市でもと、市民の皆さんが講演会を開催(平成25年10月)。その際作成された講演録を入手したことがご縁の始まりでした。
田原市前図書館長森下芳則さん講演

 市民の皆さんの熱い思いから学ぶことも多いはずと、ご好意に甘えさえて頂きました。視察後、図書館やお城、日本海の夕日へとご案内頂き、2回の交流会にも参加。有意義な時間となりました。
藤の花 日本海の夕日

■ 学んだこと
 1.行政情報発信に対して市民参加が進んでいること。
 2.市民や学生の意見や提案を聞く機会が十分な時間をかけて行われていること。
 3.県や市の仕事を経験されたシルバー市民の皆さんの活動が豊かであること。
 4.新発田市中心市街地活性化計画は、国認定を求めない計画であること。
 5.新発田市議会2月定例会(平成26年)説明 「しばた議会だより」第111号
    当初概算事業費積算22億円
        ↓
    ワークショップ後42億円
    (ピロティ方式採用、労務費資材等高騰、書架、備品等追加など)
        ↓
    最終的には33億円で基本設計がまとまる。


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2013年10月21日

「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウムに参加しました。

          ◇ 「地方自治と子ども施策」 ◇
           全国自治体シンポジウム2013
     全体テーマ「子どものいのち・暮らし・学びを支えるまちづくり」  
           10月19日(土)・20日(日)
            松本市中央公民館(Mウィング)
       主催:全国自治体シンポジウム2013実行委員会・松本市

 今年で12回目を迎えたシンポジウムは松本市で開催されました。私は2007年に高浜市で第6回目が開催された時以来の参加です。今年5月5日、豊橋市に子どもの権利条例をと願う市民グループ「とよはし『子ども』スマイル会議」が発足したこともあり、全国の最新情報を得る貴重な機会を逃さないようにと、万全の体制を整えて参加しました。
     二日間のシンポジウムを通して、強く心に残った言葉は「公」。
■ 全体会は特別講演「子どもの暮らしと学びを支える韓国京畿道の挑戦」から始まりました。
講師は大韓民国の金相坤・京畿道教育監。京畿道とは、ソウル特別市に隣接する人口約1,300万人の自治体。2009年、住民の直接選挙で金先生が教育長に選出され、2010年には公約であった「児童・生徒人権条例」が制定されました。
 講演の中で特に私は韓国の「公」教育のパラダイムは五つの原則のもとで変化すべきと話されたことに、おおいに励まされました。
    1.教育は「競争」でなく、「協同・協力」であること。
    2.教育は「成績」でなく、「成長」であること、そして
       学校の成果は「選抜効果」でなく、「学校教育の成果」であること。
    3.「指示と統制」で動く教育ではなく「自立と自治」を尊重すること
    4.教育費負担を「私負担」から「国家負担」に変えて行くこと。
    5.教育結果を「個人責任」ではなく、「共同責任」に替えていくこと。
 こうした取り組みが進められる事例は「革新学校事業」として、多くの教師や保護者から支持されていること、先進的モデルとして、申請した学校のうち、226校が指定されており、今年からは学校全体の50%が革新学校の内容と成果を共有して、一般化するために、努められています!
 感動的な講演の最後に金先生は、「成熟な社会は言ったことだけではなく、言わなかったことに対しても耳を傾けることができる社会であると思います。」「言ったことより、言わなかったことが重要な場合があります。」「子どもたちが言わなかったこと、言えなかったことに耳を傾けることが良い教育の始まりであると思います。」と話され、川崎市子どもの権利条例などの日本の取り組みが韓国に影響を与えたことを言及されました。
 降壇される金先生への鳴りやまぬ拍手。「子どもの人権」を通して、韓国と日本の固い絆を感じることができた講演でした。
■■テーマに沿ったシンポジウムおよび、二日目に参加した第5分科会「子ども計画」においても「公」の役割について、自治体の長(市長・教育長)、担当部局の長としての取り組みが、分かりやすく、力強く語られました。
       私は言葉を発することも出来ないほどの感銘を受け続けました。
      「子ども施策」に私が抱いてきた疑問、願っていたことが、実現していることに。
      「長」の皆さんが、「公」の責任ですと、確信持って明快に話されたことに。
           「公」を支える「民」力を思い、
           今回のシンポジウムを開催された松本市と
          松本市民の皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
  
  ◇ シンポジウム「子どものいのち・暮らし・学びを支えるまちづくり」
     「いのち」・・・菅谷 昭・松本市長/健康寿命延伸都市
     「暮らし」・・・泉 房穂・明石市長/総合的・専門的施策
     「学び」・・・・池山世津子・渋谷区教育長/教育に福祉の力

  ◇ 二日目の分科会 第5「子ども計画」に参加。
 平成27年開始の子ども・子育て支援制度に向け、「子ども・子育て支援計画」の策定作業が始まっています。私は地域・議会活動の主テーマを「地域子育て支援」において取り組み、今年こそは!と全力を傾けて議論してきました。が、力不足を感じることばかり・・・。まもなく終わりを迎える「次世代育成行動計画」を評価し、課題を新たな制度で、どのように活かすのか。
 分科会に参加して分かったことは、まず、国の「子ども・子育て支援」の方針は、「次世代計画」から後退している感があること。そして、今こそ学ぶことは、「次世代計画」で成果を上げられた自治体の独自の取り組みであることです。
 今回の企画がタイムリーであることからも、こうした各市の実績が積まれるまでの、長年に渡る「子ども施策」に想いを馳せ、この分科会で学んだことを、豊橋市に持ち帰って活かさねばと思いました。
         4市の貴重な実践を学ばせて頂きました。
     上田市・・・ 市民社会との協働 子育て支援ネットワーク
     東大阪市・・ 行政組織の再編成 子育て支援の有効化
     調布市・・・・子ども条例活用 子ども計画推進
     西東京市・・・子ども計画の評価 子ども福祉審議会の機能

  12月議会一般質問で、今回のシンポジウムで学んだことを活かします!
      豊橋市の子ども・子育て支援事業計画策定に向けた諸課題を整理する上で、
             先進事例にはヒントがいっぱいです。
       子育て活動の皆さんとも意見交換をしたいと考えています。
         「公の責任を明確に!きちんと議論を!」と
        力説された森田明美先生の言葉が今も響いています。
         今回のシンポジウムに参加できたことに感謝し、
       お世話になりました皆さまに心よりお礼申し上げます。



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2013年04月21日

平成24年度「政務調査費収支報告書」を提出しました。

4月19日(金)
             とよはし市民会議へ支給される
         「政務調査費」毎月9万円×12回=108万円を
    とよはし市民会議の主な活動費の補助として使わせていただきました。
         * 研究研修費  16件 (研究会等への鉄道賃など)
         * 調査旅費    4件 (視察に要する鉄道・バス賃)
         * 広報費    33件 (議会レポート印刷・折込代4回分)
 今回はことに、市外で行われた研究研修と調査のうちの20件を補助対象としたので
   改めて資料等を再点検しました。かなり時間をかけて振り返りました。
     1年の間に、記録にはなかった発見も出てきました。
   「子どもの権利条例」「いじめ」「がれき」「決算・予算」などのテーマからも
     平成24年度の活動が見えてきます。
       議員活動に欠かせない車のガソリン代、電話代、事務所費、通信費、
          資料購入費(情報収集のための書籍・新聞・専門誌)や年会費、
               視察・研修の際の宿泊代・・・・・等々は
                  議員報酬で賄っています。

センター前:トキワマンサクと紅花満作   
<センター前:トキワマンサクと紅花満作>

政務調査費支出報告書を提出して、
とよはし市民会議の平成25年度が始まりました。
初仕事は、3月議会報告「てーぶる49号春号」の編集再開です。
連休前には印刷・折込ができるように、頑張ります!


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2012年10月18日

福祉教育委員会視察:宇部市障害者就労ワークステーション

10月16日(火)山口県宇部市(久保田后子・くぼたきみこ・市長)で障害者施策を学びました。
 「うべ☆きらめきステーション」(障害者就労ワークステーションの愛称)のスゴイところは、まず、仕事場が市役所の中にあることです。次に、ここでは、「市」が知的・精神障害を持つ若者を非常勤職員として直接雇用されていることです。(実技と面接試験で選考。現在は最長3年の嘱託職員として3名、前年度採用の3名の皆さんと合わせて6名)
 何より「市の責務」が明確です。「人」(支援員として専任職員さん)が配置されていることで「ステーション」の位置づけや「就労支援」の内容が、誰にも分かりやすくなっています。重要なことと思います。
 仕事を庁内50部署から受けていて、データ入力や文書封入、会場設営など、多岐にわたっています。つまり、市が率先して雇用の場を作り、なおかつ、庁内業務の効率化を促している点です。
   市役所が「役に立つところ」であり、市の職員さんが「役に立つ人」であることが分かります!
   障害者雇用にあたり、市は「われわれは雇用者である」「ここは訓練所ではない」とはっきり。
           頂いた資料には、今後の課題として
        「個人の得意業務への段階評価」「庁外への情報発信」
        「任用期間満了する臨時職員の新たな就職への支援」
              とありました。
  ワークステーションでは、女性職員さんが、ホワイトボードを前に、てきばきと「仕事」について、私たちに説明して下さいました。誇りと自信をみなぎらせて。私たちの見学中も、仕事の手を休めることなく、にこやかに応じて下さった男性職員の皆さんの笑顔が印象的でした。ボードには、10月の視察の日程がいっぱい入っていました。庁内仕事の一部として視察を「受け入れ」、「説明」を通して、職員の皆さんが自信を積み重ねていかれる。どんなに「再就職」で活かされることかと思いました。
 久保田市長は今1期目の3年目。このステーション計画は、市長マニフェストのひとつと聞きました。職員の皆さんの仕事に対する情熱には「市長」の存在の大きさを感じました。ことに女性職員の皆さんがはつらつと仕事をこなされていました。私の記憶にある「久保田市議・久保田県議」が重なります。
日本一の総合公園・ときわ公園
 私が初めて宇部市を視察したのは、議員となって3年目の1997年7月のことです。「緑と花と彫刻のまちづくり」と「リサイクルプラザ」がテーマでした。その時、久保田市議から頂いた「石炭イヤリング」をこれまで大切にしてきました。今回、視察の最後に、日本一の総合公園・ときわ公園内の石炭記念館を案内して頂いたことで、いっそう喜びが重なりました。


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福祉教育委員会視察:倉敷市立倉敷支援学校

■10月13日(月) 倉敷市立倉敷支援学校
           学校教育目標:社会自立(自立と社会参加)
         必要な支援を受けながら、自分に与えられた役割や責任を
         果たし、自分らしく最大限の力を発揮し、人に必要とされる
          体験を積み重ねながら、社会参加をすること。(学校概要より)
 昭和39年、保護者の会の要望で開設され、48名でスタート。現在小学部108名、中学部65名、高等部122名の皆さんが在籍。計295名の皆さんの73%はスクールバスで、27%は自力通学されています。近年の生徒数増大により、校舎の増設が続き、運動場にはプレハブ校舎が林立していました。長い歴史をもつ学校の、「今日は今日しかない新しい1日」を、短時間の訪問でしたが、十分に感じることができる訪問となりました。また、学校中を案内して頂き、児童生徒の皆さんと先生方を通して「毎日の学校の様子」を知る機会にもなりました。
 秋の花がさりげなく、至るところに活けられていました。廊下の手づくりの掲示物のテーマは「秋」。生徒の皆さんの作品とともに、よい調和が感じられました。温かい目線が存分に子どもたちに注がれていることが伝わってきました。私は短時間の訪問者にすぎないのに、学校を満たしているこの心地よさはどこから生まれているのだろうかと、歩きながら考えました。
 校内参観後の質問の時間では、最後まで丁寧な対応を頂きました。国立、県立の学校に加え今は市立校と、豊富な経験をお持ちの校長先生の明快な説明で充実した視察となりました。
         ■とよはし市民会議はここに注目しています!■
          倉敷市内の特別支援教育のセンター校として、
            「相談事業」に取り組まれています。
       早い段階から、発育や発達に心配がある場合、電話、来校による
               相談活動は重要と考えます。     
           豊橋市立特別支援学校は平成27年度に開校予定です。
        平成26年度には、倉敷市内に県立の特別支援学校が開校と伺いました。
               とよはし市民会議の願いである      
        乳幼児期から子育て支援が切れ目・不安のない支援のために
           倉敷市の皆さんの取り組みにこれからも学んで参ります。


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2012年10月15日

研修、視察が続いています。

10月12日から13日は、市川房枝記念館で「社会保障構造改革」の研修、夜から14日は、オリンピック青少年総合センターで「介護保険」の研修に参加。今日、15日から17日まで、福祉教育委員会視察です。倉敷市「支援学校」、宇部市「障害者ワークステーション」、姫路市「教育創造プログラム」に出かけます。



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2012年10月02日

第20回三遠南信サミット2012in東三河に参加しました。

10月2日(火)
 「3.11」は、三遠南信の今後の在り方にどんな影響を与えているのか。ことに静岡県の皆さんの発言に学びたいと、楽しみに会場のホテル日航に向かいました。
 午前中は、「三遠南信、浜松三ケ日・豊橋道路建設促進議員協議会総会」に参加。東西の道路開通により、人の動きが活発になったとの報告が続きました。この流れをさらに維持・加速させるためにも、南北の道路建設促進が必要とのこと。私の関心は生活道路にありますが、東北被災地を訪問した際、災害支援の上で、道路の果たす役割の大きさを学んだこともあり、今まで以上に関心をもって聞き入りました。
 午後から夜までは、いよいよ「サミット」です。全体会では「これからの国土計画計画と三遠南信への期待」と題して、大西隆氏(日本学術会議会長)の講演がありました。先生は総理の依頼で国家戦略会議のフロンティア分科会座長に就任されたこと、そこでめざす「共創の国」づくりの事例となる当地の取り組みを応援したいと、熱意がほとばしる内容でした。1時間では収まりきらない内容を、簡潔にかみ砕いて話して下さいました。
 初めに日本学術会議会長就任のお話しがあり、私は聞き耳を立てました。学術会議は原子力の平和利用に深く関与したことを話された後、「原子力・原発の安全」の捉え方について、明確に示して頂けると期待したのです。
 レジュメにある「地方自治への期待」では、「まちづくりなどに参加する能動的な市民活動」を唱えて下さり、本サミットのこれまでの流れにも重なることでもあり、おおいに納得しました。が、残念なことがひとつありました。「3.11」以降の日本が、世界から信頼され、「平和のフロンティア」をめざす上で、「脱原発」こそ、責任ある発言と考えるのですが、私のメモには残っていないことです。
          学術はだれのためのものか、何のためのものか。
           先生から、一度、しっかり聞きたいです。
 3時から私は「山・住」合同分科会に参加しました。大平展子さんが「くんま遊楽亭 あそびや」7か月のこれまでを報告されました。豊橋の男女共同参画フェスティバルにも大平さんにご参加頂いたこともあります。何度お話を伺っても、新鮮です。夢があります。実現できる可能性の裏付けもいっぱいです。参加された首長や経済界の皆さんも、大平さんの報告から学んだことをもとに「人・物・情報が行き来する」ことを、「観光」と「交流」のそれぞれの違いについて、ご自身のまちの取り組みを話されました。とても聞きごたえがありました。県民性もほとばしり出てきます。愛知、静岡、そして長野。合併をしなかったからこそ、村々の個性が伝わります。歴史や暮らしや文化を、活かし続ける努力は心に残る内容ばかりでした。
 「3.11」以降、生き方、考え方が変わったと、多くの首長さんが語られました。私は語り続けることが必要だと考えます。「人の命」を忘れないこと通じるからです。そうすれば、その延長上に「ダム」も「リニア」も存在しないはずなのに・・・と私は、理解できませんでした。
 サミットではいつもお目にかかる天竜村の関さんと、休憩時間に立ち話ができました。お元気な声で発刊されたばかりの「祭り事典」を薦めて下さいました。(10月6日に訪ねる予定の、雄踏町息神社大祭も掲載されています。早速この本を手に出かけます。)
 「3.11」の経験を活かしたまちづくりを、私たちは真剣に考えているのだろうか?これまでの流れに身を任せているのではないか?「経済」優先のツケとして、私たちの仲間の「いのち」が危うなったこと、そして、今もその「危機状態」は続いていることを、忘れることはできません。それが「きずな」です。  「3.11」は「明治維新」や「太平洋戦争」に匹敵するとの発言もありました。このままでは、「トラフ」への対応も、「経済的理由」のみが横行し、単なる掛け声に終わるのではないかと危惧します。
 救いは、懇親会場にありました。女性の参加は少なかったのですが、新しい方との出会いがありました。その方がたとともに、まず、私たちも出会うこと、話し合うことを始めたいと、思いました。
        「3.11」をどう捉えて、これからの私たちの生き方に重ねるのか。
                是非とも、実現したいです!
           これは今年のサミットの、最大の収穫となりそうです。


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2012年04月27日

東北視察から戻りました。

4月24日(火)夜11時。池袋の高速バスに乗車。お隣の席の方と5分ほど会話しただけですが、子どもの文化活動にかかわりのある方と分かりました。さっそく私の訪問先の情報などを交換しました。

4月25日(水)朝6時半ごろ。山中にある陸前高田市役所仮庁舎前で下車。寒さで目が覚めました。
 タクシーは8時半まで予約できましたので、早速市内に。一本松や図書館、市役所、がれき置き場、処理施設など、回っていただきながら、運転手さんからこの1年間のお話を伺いました。
 9時前。あったかくなってきました。梅に続いて桜が昨日から咲き始めたとのこと。うぐいすはしっかりした鳴き声で届きました。喫茶店前で下ろして頂く。まだ開店前。散歩中の方に十字路にある「公園」へと案内して頂く。ここで小休憩。坂道を上がると市役所です。議会事務局にご挨拶に上がり、子どもと本の取り組みの6ヶ月後の状況を視察させていただくことを話しました。職員さんのご家族にボランティア活動をされている方がいらっしゃると分かり、うれしくなりました。
 10時から12時まで、「りくカフェ」で市民の皆さんの交流拠点の在り方を皆さんのお話から学びました。1時過ぎに「きらりんきっず」から、陸前高田こども図書館「ちいさいおうち」、4時過ぎには大船渡市「おはなしころりん」の皆さんに再会。なつかしさと嬉しさで胸がいっぱいになりました。活動の詰まった「言葉」をメモにとり続けました。
 5時にタクシーで遠野へ移動。先回より、明るい時間帯の移動となりましたので、ゆっくり山を超えながら、あたりの風景を見ることもできました。
 よく晴れたあったかい一日で、移動には大変助かりました。

4月26日(木)朝5時45分ごろ。地震で目が覚めました。福島 震度3とテレビが報じていました。
   11時7分発の列車にのるため、訪問先は「遠野文化研究所」に絞りました。
 豊橋市の市民の皆さんからはがれきの新聞報道などの情報が送られてきたりして、あっという間に遠野を離れる時間となりました。昨年お話を聞かせて下さったかたりべ中のお一人とその後も親しくして頂き、今回、お目にかかる時間がとれなかったのですが、是非にと時間を作って、駅に駆けつけて下さいました。次回は「遠野の昔話」を中心に、仲間のみんなと一緒に訪問しますと約束してきました。
 花巻から福島、東京を乗りつき、予定通り、豊橋に戻って参りました。


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「条例づくり」研修を受けてきました。

4月23日(月)から24日(火)
 滋賀県大津市にあるJIAM(全国市町村国際文化研究所)で行われた「政策法務」の研修は、応募者多数の中、抽選で70名の中に入れて頂くことができました。願うこと3度目のチャンスです。
 張り切って出かけました。講師の先生お二人の講義後、5名前後のグループに分かれて実際の「協働」による条例づくりの作業です。私は「議会基本条例」策定に参加しました。
 グループメンバーには議長さんもいらして、熱い思いの皆さんばかり。夕食後も10時まで研修室で話し合いました。二日間と短かいにもかかわらず、真剣に他都市の先進事例を読み合い、それぞれの市町の状況を話し合ったりしたことが、そのまま、「いっしょに作り上げる市条例」への準備となりました。もっとも実際の場面では、「条例を作る」までの道筋が大変であることは、メンバーの皆さんと同じ思いでした。
 豊橋市ではまだ、条例制定の動きはありません。が、近隣の市ではどんどん取り組みが進んでいます。気が付けば…「議会基本条例なし・オンリーワン」となりかねません。議会の一員として責任を感じます。今回の研修を通して学んだことは、実際の条例文案作成の前に、議会の在り方について、それぞれの立場で議論するプロセスの大切さです。豊橋市では、議会改革は議会運営委員会の理事会において取り組まれており、とよはし市民会議の場合、参加できないことが難点です。議会改革特別委員会の設置や、「議会基本条例の制定」に向けた取り組むが進むよう声を上げたいと思います。議員定数削減により、一人の議員の枠割は肥大化しており、すべての会派による委員構成が望ましいと考えます。その際、とよはし市民会議は率先して、委員会委員に手を挙げ、一緒に取り組みたいと考えています。
 そして、とよはし市民会議の長年の願いである、「子どもの人権といのちの条例づくり」へ、市民の皆さんとともに、一歩進むことができる年になることを願っています。
 


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2012年04月23日

大津研修・東北視察に出かけます。

4月22日(日)雨
 一日、パソコンと電話を使い、「てーぶる45号」編集しながら、明日からの研修・視察の準備を進めました。高速バス切符を初めてコンビニで、また、豊橋駅では列車の切符4日分を購入。今回持参の豊橋土産は、移動中を考慮し、かさばらず、壊れにくい3品に限定。(「無農薬紅茶・緑茶」「うずら卵燻製」「チョコ菓子」)
   ■ 4月23日(月)〜24日(火)
   ところ:滋賀県大津市 JIAM(ジャィアム)全国市町村国際文化研修所にて研修。
   テーマ:政策法務 政策実現のための「条例づくり」。チャンスを待つこと3回目で
       受講可能に。参考書籍も議会図書室で借りれました。
   ■ 4月25日(水)午前6時
     池袋からの高速夜行バスで陸前高田へ。半年前の視察の時、バス停は山中の
     仮設住宅前でした。今回は市役所仮庁舎前と、復興が進んでいます。
    午前中はまちなかをタクシーで回り、半年前のがれきの山の状況を見てきます。
     当時でもかなり分別が進んでおり、トラックが行き交っていました。
     午後は乳幼児健診の会場、こども図書館「ちいさいおうち」見学、
     子育て支援・「きらりんきっず」にも訪問できればと願っています。
               ↓
    夕方には大船渡市へ移動。読書ボランティア「おはんしころりん」事務所を訪問。
     被災された皆さん自らが、早々に子ども文化活動支援を開始されています。
    現地で後方支援される皆さんに、遠方からの支援のあり方について伺ってきます。
        <夜は遠野駅前泊。>

   ■ 4月26日(木)午前中
    遠野市内…木造の仮設住宅、まごころネットの新事務所、遠野文化研究センター
    (三陸文化復興プロジェクト献本活動など)訪問予定。        
    午後、JR遠野→新花巻→東京→豊橋へ。
             **********************      

      3月議会報告「てーぶる45号」に、今回の東北視察報告を書き入れることに
      しました。発行は遅れますが、裏面の「がれき特集」の充実を図ります。

         「踏まれ石の返書」むの たけじ著(文藝春秋新社 昭和40年刊)
       を読みながら東北に向かいます。「人間の生きて甲斐あるしるしは、何歳に
       老いようとも当代の20歳人と同一平面上で対話できるか、できないかで
       測定されるという物さしである」と自分に言い聞かせてきた、むのさんが、
       青年に向けて書かれた書です。出版当時20代の私は、新書版「たいまつ」
       を手に東北への初旅をしました。そしてこの書を手にしたのは40年以上
       もたってから。<絶望><希望><抵抗権><地方文化>…目次を見る
       だけでも、今に生きる言葉が詰まっています。
       「20代の私に60代の私が対話」することになります。楽しみです。
      すでに茶色に変色した書に紙のカバーをかけ、カバンに入れて行ってきます。        


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2012年04月15日

プレフォーラム「子どもの権利条約フォーラム2012あいち」に参加しました。

4月14日(土)午後 名古屋市鶴舞駅そばの中部大学へ。
 「子どもとおとながいい関係を創りだすには」〜子どもの権利条約フォーラム20年をふまえて〜
 ユース&子どもたち(こどもNPO、学生環境団体NEO、豊田市子ども会議)のアピールに続き、喜多明人・子どもの権利条約ネットワーク代表から、この20年の活動を通して、大人が子どもたちから学んだことを伺いました。愛知県内で子ども条例を持つ自治体が多いことを含め、今年の愛知フォーラムへの期待がネットワークの皆さんから語られました。
 すでに条例などを持つ高浜市、名古屋市、豊田市、日進市では、NPO活動も活発で、子ども主体の会議などによる条例周知の取り組みも進められています。豊橋市ではどうですかと聞かれました。
 2006年、豊橋市都心活性課小久保さんが豊橋市で進む子ども施設に関して、「ミニ・ミュンヘン」視察報告を名古屋でされたり、2007年に高浜市で行われた「地方自治体と子ども施策」全国自治体シンポジウムには豊橋市の職員の皆さんも参加され、盛り上がりがありました。豊橋市初の子どもが社会を学ぶ専門館「ここにこ」も順調に事業展開しているなか、今年のフォーラムがひとつの契機になることを願っています。4月14日(土)午後 名古屋市鶴舞駅そばの中部大学へ。
 「子どもとおとながいい関係を創りだすには」〜子どもの権利条約フォーラム20年をふまえて〜
 ユース&子どもたち(こどもNPO、学生環境団体NEO、豊田市子ども会議)のアピールに続き、喜多明人・子どもの権利条約ネットワーク代表から、この20年の活動を通して、大人が子どもたちから学んだことを伺いました。愛知県内で子ども条例を持つ自治体が多いことを含め、今年の愛知フォーラムへの期待がネットワークの皆さんから語られました。
 すでに条例などを持つ高浜市、名古屋市、豊田市、日進市では、NPO活動も活発で、子ども主体の会議などによる条例周知の取り組みも進められています。豊橋市ではどうですかと聞かれました。
 2006年、豊橋市都心活性課小久保さんが豊橋市で進む子ども施設に関して、「ミニ・ミュンヘン」視察報告を名古屋でされたり、2007年に高浜市で行われた「地方自治体と子ども施策」全国自治体シンポジウムには豊橋市の職員の皆さんも参加され、盛り上がりがありました。豊橋市初の子どもが社会を学ぶ専門館「ここにこ」も順調に事業展開しているなか、今年のフォーラムがひとつの契機になることを願っています。 (ここにこ→http://www.coconico.jp/
 プレフォーラム後、第1回実行委員会と懇親会に参加。愛西市、日進市の皆さんと情報交換しました。



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2012年04月13日

大津JIAM「子育て支援」研修に参加しました。

4月12日(木)から13日(金) 
 滋賀県大津市にあるJIAMジャィアム(全国市町村国際文化研修所)にて、新しい視点で取り組む「子育て支援」について、学んできました。
 長かった3月議会が終わったあと、連日、がれき問題への対応が続くなか、大津出発前に3月議会報告『てーぶる45号』入力を終えたいと時間を削っての毎日。「子育て支援」の新しい視点を多彩な講師陣からまなぶ絶好の機会と、興味津々、大津に到着。
■1時間目の増山先生「これからの子育て支援」ー「地域子育て文化」の再構築をめざしてー
 1980年代、豊橋のおやこ劇場で先生の講演を初めて聞いて以来、私にとって「元祖イクメン」の増山先生。「人間浴」をと結ばれた講義は、「子どもが母親だけの力で育ってきたのではない歴史を、どう再生していくか」を私の課題として受け止めました。1970年代から私は、ちいさな家庭図書室を開いてきました。今は空き店舗の中で活動を続け、地域の皆さんの力で運営しています。私の願いは、子どもたちと一緒に育ち合う喜びがいつもある、こうした地域のたまり場がもっと増えることです。
■2時間目は社会福祉法人プロップ・ステーションの竹中ナミ理事長(ナミねぇ)。
マイクを右手、左と持ち替えながらの90分。250人を超す受講生を、一人ひとり、ナミねぇワールドに招くように話されました。人と人が係り合うための技術として生れた情報通信ITをICT(インフォーメーション&コミュニケーション テクノロジー)と呼ぶこと。そのICTを、チャンレンジド(「障害者」と呼ぶのではなく、「チャンスを持つ人」)の皆さんが駆使し、納税できるプロとして、仕事力を高めていかれたプロセス。お互いにプロップ(「支え合う」の意味)の活動を通し、誇りを持って、ユニバーサルな社会の実現をめざして取り組まれた新福祉論。チャレンジドの皆さんの職業訓練のターゲットは、納税者に!
 For ザ チャンレンジドでなく、By ザ チャンレンジドで、育ち合う意思とミッションで! 自分たちでできることをと、思いを共有して、「ユニバーサル社会の実現」を進めてこられた22年余の活動!私は初めて聞く話ばかりでした。開拓者にして、実践者。障害者福祉の世界で、措置と補助金に依らず、自立している活動そのものが、チャレンジドの皆さんの誇りと自信になっていることを思いました。
◆夜。早い夕食・懇親会は7時前にお開きになりました。10時まで開いている館内の図書室へでかけました。増山先生が紹介された「子どもの無縁社会」やナミねぇの本がありました。「人の意識と経済の仕組みが変わらないと、重度心身障害者の娘をおいていけない」と話されたナミねぇの言葉が、頁を繰るうちも、あたたかく、やさしくしみ込んできました。
 次いで「地域子育て支援拠点ガイドライン手引き」や「うちの子 よその子 みんなの子〜貝塚子育てネットワークの会」を手にしました。子育て関連の雑誌や資料などが、これほど豊富とは、ありがたい。
◆さらに夜が更けて。パソコンが使える部屋もあります。今回は忘れずUSBを持参。短い時間でしたが作業できました。一日、館内外は暖かく、快適に過ごすことができたことに感謝。
■13日 朝9時から3限目「児童虐待の現状と対策の必要性」(子どもの虹情報研修センターの川崎二三彦研究部長)が始まりました。虐待防止関連の法律、虐待の実態、推移、問題点など、分かりやすいスライドで丁寧な講義が進みます。これからの虐待対応へと講義内容が深まって行きます。
 最後に。個々の家族への援助の大切さ、社会の中から児童虐待をなくしていく取り組みとして、虐待の発生要因を取り除く施策が求められていると話されました。メモした4点です。
      1.過去に苦しむ人への丁寧なケア
      2.生活のストレス要因への手厚い対策
      3.地域社会の連帯、コミュニティづくりへの支援
      4.子どもに対する正しい理解の促進
         昨日求めた資料3点です。皆さんどうぞご活用下さい。
     川崎二三彦著「児童虐待」「子ども虐待」「子ども虐待ソーシャルワーク」
■4限目「地域福祉と自治体の役割〜日本一の子育て村を目指して〜」島根県邑南町(おおなんちょう)
石橋良治町長のお話は、スライドに添って邑南町と子育て支援の事例が話され、質疑タイムがたっぷりありました。Q&Aでより盛り上がり、まちづくりの実態がリアルに伝わる講義となりました。人口増を掲げ、公民館の人的体制を整え、子育てと高齢社会対応のさまざまなメニューが成果を上げています。教育のメニューには、「図書館司書の配置」がちゃんとありました!また、とよはし市民会議が取り組みたいと願っている「ささえあいミニディサービス」については、今後情報収集に努めたいと思います。
              なによりうれしかった言葉は、
      「まちづくりの主役は女性と子ども! 女性が元気だと男性はついて行く! 
               命を生み出す女性を大事に!」
      「日本一の子育て村を目指して」と繰り返される言葉と重なりました。
◆すべての講義が終わり、昼食時、たまたま一緒のテーブルになった富士市と新城市の女性市議お二人と「がれき問題」について話し合いました。昨日と今日の研修で、筑後市、善通寺市、菰野町、上田市、千曲市から参加された皆さんと、情報交換をさせて頂くことができました。
◆十分な睡眠をとったにも関わらず、今日は館内の室温が20℃を超えていたこともあり…、10度台に慣れている私は調整が追い付かないこともありました。長かった冬から一気に春の陽気の中を帰途に着きました。


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2012年01月27日

研修のため上京します。

■1月28日(土)11時〜29日(日)16時
 婦選会館(新宿)にて、市川房枝政治参画フォーラム2011「震災復興へー新たなまちづくりを目指す」 講師:堂本暁子氏、廣瀬克哉氏、熊坂義裕氏、佐藤輝子氏(気仙沼市議)、滝田春奈氏(郡山市議)
 ←キャンセル待ちのかいあって、参加できることになりました。

■1月29日(日)18時〜30日(月)15時  国立オリンピック記念青少年総合センター
 全国自治体議員行財政自主研究会 2011年第4回研究会
 「2012年度 地方財政」講師:菅原敏夫氏(財)地方自治総合研究所 研究員。
 ←地域主権一括法に係る条例検討の進捗状況について豊橋市のヒヤリングを今日、済ませました。


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2011年11月13日

福祉教育委員会の視察に行ってきます。

11月14日(月)〜16日(水)

 福祉教育委員会の管外視察先と視察目的は以下のとおりです。
  委員9名、同行は市民病院事務局長と教育部長、随行は議事課職員の、計12名。

  鹿児島市  鹿児島市立病院の取り組み
  久留米市  久留米特別支援学校について
  高槻市   シニア社会活動マッチング事業
  京都市   京都市立北総合支援学校

 


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2011年11月11日

11月24日視察報告会をひらきます。

東北視察報告会の日程が決まりました。
お出かけをお待ちしています。

歌で元気に♪東北視察報告会

と き:11月24日(木)午前10時〜11時半
ところ:豊橋市生活家庭館 和風集会室
プログラム:
 第一部 テリー柴田さんのアコーディオン伴奏で「秋の歌」をご一緒に。
 第二部 東北被災地視察報告「地域の絆つくり」
 第三部 座談会
会費: 200円 (資料代)

20111124歌で元気に視察報告会.doc


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2011年11月06日

御母衣ダムを訪ねました。

11月6日(日)
 この週末にかけて、岐阜県の飛騨へ出かけました。御母衣ダム(みぼろだむ)、ユネスコ世界遺産の白川村合掌造り集落、飛騨古川町の瀬戸川と白壁土蔵のまちづくりと図書館を訪問してきました。
 私が御母衣ダムを知ったのは、1980年代に長良川河口堰建設反対運動に参加した時です。御母衣ダム反対運動の女性史と荘川桜については、語り継がれていますが、ダム完成から50年になる今年、改めて振り返る必要を感じます。(まどか文庫ブログにも続きを書きます。)
 〜「御母衣ダムと荘白川地方の50年」(浜本篤史 編著/まつお出版)〜
 3.11以降、それまでの水力発電所への想いは、原子力発電所の深刻な事態進行中とあって一変しました。このロックフィルダムは原発2基分の出力を持つ水力発電所であることも知りました。電気と暮らしについて、「節電」について、考え続けなくてはと、改めて思います。
    まっかで、まっきな飛騨の秋の、まっ只中を走り抜けてきました。

■荘川桜・ダム湖・2世の桜
荘川桜 ダム湖 2世の桜

■白川村。今の彩り、800年の樹齢、1000年の建造物の存在する所。
白川村

■400年の歴史を持つ瀬戸川。農業、防災、流雪溝の用水として、赤いつた越しの古川の流れから取りこまれて。1,000匹の鯉、ゆったり。アユや子魚の姿も。行きかう旅人や町の人、子どもたちにも、声をかけたくなります。「良いまちですね。」と。
瀬戸川1 瀬戸川2
瀬戸川3


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posted by 渡辺のりこ | コメント(0) | 視察・調査・研修