お招きを受けていた
中学校の卒業式に参加することができました。
中学校の門の左手には桜の花が満開でした。
(緑色の小鳥の姿も写真のなかほどに。)
一歩体育館に入ったとたんに、
なんとも言えないあたたかい空気に包まれました。
対面式のセッティングは、ここが体育館であることを忘れるほど。
舞台中央の幕が上がり、
卒業生の皆さんの入場で始まった式典は
「子どもが主人公」で
貫かれていました。
担任の先生から卒業生全員の名前が呼ばれ
卒業証書は4月生まれの
代表さんが受け取りました。
校長先生のお話にあった
「置かれた場で咲きなさい」は
私が今通う歯科医院の書棚にあって
待合時間に読み継いでいる本でした。
「教育委員会告辞」も初めて聞きました。
コーラスを組み込んだ
送辞と答辞は
生徒の皆さん一人ひとりが
全力を出し切って
輝いていました。
会場は完全にひとつになりました。
「仰げば尊し」の澄み切った合唱の なんと豊かな表現力!
今ここにともに在ることを
この瞬間をしっかり
心にとどめるように響き渡りました。
生徒代表のお二人の落ち着いた堂々としたふるまい。
感極まった仲間の声を助けるように
さりげなくマイクを傾けた
なんとしなやかな思いやり。
今日、卒業式で出会った子どもたちから
そして、今日の式典に参加できなかった子どもたちから
私はいっぱい学びたいと思いました。
10年ほど前、退職された市内の小学校長の先生が
「待っていてください。この子たちが育つのを。」
と言われたことが、良く分かりました。
午後から市役所に戻りました。
職員や議員の皆さんが参加した
それぞれの卒業式が
感動的であったと話が尽きませんでした。 私は今日出会った子どもたちに
恥ずかしくない大人としての働きをしなくてはと 心に誓いました。